「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」の絵本が売れている。そして、
質素な生活を貫く南米ウルグアイ前大統領、 ホセ・ムヒカ氏(80)が来日した。
「物は愛をくれません。」
「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、かぎりなく多くを必要とし、もっともっととほしがることである。」
「わたしは自分を貧しいとは思っていない。今あるもので満足しているだけなんだ。わたしが質素でいるのは、自由でいたいからなんだ。お金のかかる生活を維持するために働くより、自由を楽しむ時間がほしいんだ。」
「すなおに考えてみましょう。わたしたちは発展するためにこの世に生まれてきたのではありません。この惑星に、幸せになろうと思って生まれてきたのです。」
「後部座席にはぜったいに座らなかった。だって、攻撃されたとき運転手だけ犠牲にするわけにはいかんだろう。わたしもいっしょに戦わねばならんからね。」
「私の記念碑でも建てて欲しいぐらいだよ。ウルグアイの政界で思ったことを何でも口に出すのは私くらいなんだから。」
「人間は集団生活をする動物だ。他人を必要とする、奇妙なサルなんだ。一人では生きていけない。」