久しぶりに健康について。人は誰もが歳を重ねると老化ということに思いがいったりします。まあ、若くてもそれなりに健康には気を使いますね。私は内気功をするようになり、生命エネルギーについて改めて書いてみようと思いました。
「健康について2」に書きましたが、人間の体には、生命の本質である魂、即ち「電磁波エネルギー生命体」が宿っていて、あらゆる神経組織と内分泌腺をつかさどっています。そして、人間の魂が脱出した状態である死体には、幽体と霊体のエネルギー代謝回路である経絡と経穴は消滅してなくなります。
経絡とは、体の神経回路に生命電気を送ってくれる幽体中に存在する回路であり、各臓器から発生する各種の有毒ガスを一時貯えるガスタンクが即ち経穴であり、人が眠る時には、体の各部分にそれまでたまっていた有毒ガスを体の外に出す回路が即ち経絡でもあります。尚、夜、眠っているときも、旧皮質と自律神経系統は働いているわけであるから、経絡は二重の腺になっており、ひとつの腺からは有毒ガスが排出されるけれども、他方の腺は、生命電気を絶えまなくながしているということです。
きょうは、生命エネルギーの流れについて、本山博著『身心相関の秘密』
―支那医学、インドヨガと西洋医学との出会い― より紹介いたします。
●ヨガによれば、人間は我々が通常知っている肉体と精神の他に、超感覚的にのみ把握できる微細な組織をもっており、その組織の諸中枢がチャクラであり、これは生命力(prana)を宇宙から受給し、これを一つには物理的・生理的次元のエネルギーに転換して、脊髄や神経系あるいは脈管系を通じて身体各組織に供給するものであると言われる。他方では受容された生命力、高次元のエネルギーを、超感覚的にのみ把握される微細な組織へナディを通じてそのままに供給するとも言われる。
●チャクラ、ナディをその医学体系の中にもったインド医学の一派の教説が支那の春秋の頃あるいはそれ以前に支那に渡り、そのナディ説が医療体系として完成したのが支那の針灸医学の経絡であり、経絡上の諸点が経穴である。支那医学によれば、経絡とは気血(prana)の流れる伝導系である。
●経絡は先ず中院(マニプラチャクラ)で気を受け入れて起こり、だんちゅう(アナハタチャクラ)を過ぎて肺に至り、手の太陰肺経となって流れ、次指端で手の陽明大腸系に連なる。手の陽明大腸系は腕を上行し、大椎→欠盆→肺→横隔膜→大腸に属するが、支脈は欠盆→頬→下歯→人中→鼻傍で足の陽明胃経に交わる。このようにして、各経絡は次々に足、手、頭部、胸、腹部で互いに連絡し、最後に第十二経絡の足の厥陰肝経に至って、その支脈は肺で第一経絡である手の太陰肺経に連なって、経絡間の巡行が完成する。以上の経絡は十二種類あり、それぞれ各内臓器と密接な関係をもっている。
●経絡とチャクラの関係で面白いのは、経絡の各々は、ヨガの七つチャクラの内一~四を、それぞれにその走行上の重要な経穴として含んでいることである。これらの諸経穴つまりチャクラで、経絡のその運行する気を受容するのであろう。
ちょっとわかりずらかったかもしれませんが、要するに目には見えないが、宇宙からくる生命エネルギー(prana)は、経絡を通して人間の体のなかを流れているということ。その生命エネルギーが肉体のなかに十分に流れているということが健康な身体であるということなのですね。
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・ところで先日、自分は軽い熱中症になったようです。熱中症は幼児から高齢者まで誰でもなるので、私は、立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)の1段階の軽症で気がついて良かったです。
幸い、すぐに休んで水分・電解質補給をしておさまったのですが・・・・。何も対応をしなければ結果として意識が朦朧としてきて、状態を判断できないまま急に意識を失う場合もあります。とありました。
私は暑い中、無理をして動きすぎたようです。年をとると体内の水分割合が少なくなり、さらに高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくいもの。そのため高齢者は熱中症になりやすいと。
人間、肉体という身体をもっています。心の健康はもちろん、体の健康管理も大切ですね・・・・。