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『ホリスティックヘルスについて』
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人間は肉体だけの存在ではなく、魂と霊体を持つ複合生命体だということは、ほとんどの人は受け入れているのでは・・・・。
安東民氏の言葉より。
「古代人たちの素朴な宇宙観を見ると、この宇宙は陰陽五行が支配する世界であった。また人間の体も、陰陽の気が調和を保っていると健康なのであり、その釣合いが破れると、健康が悪くなると考えたのである。
日本では疾病を普通「病気にかかる」という。病的な気運、即ち有毒ガスが体の中に多くこもっているのが「患っている状態」と表現したのである。また、元気旺盛という言葉もある。これは宇宙の健全な本来の気、即ち宇宙のエネルギーが充満しているという意味じゃないかと、私は考えている。」
「人間は複合生命体であるのです。われわれの肉体とはマイナス電気、静電気を帯びた炭素型生命体であり、精神体(霊魂)は、電磁波エネルギー生命体として、プラス電気を帯びたガスよう形態(または純粋なる電磁波エネルギー生命体)の生命体であり、肉体の神経組織に電流を流す経絡を握っており、この経路を通じて、体の中のあらゆる神経回路に、動物電気を供給しており、夜には同じ経路を通じて肉体と精神体の活動より発生せる種々の有毒ガスを体の外に排出しているというのが、私の主張して止まないおおかたの説であるのだ。」
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次に、『ホリスティックヘルスについて』IARPマンスリー1979年8月号、本山博先生のお話より。
<三つの身体の生命エネルギーの系とそのセンターについて>
三つの身体も、存在し生きる限り、それぞれ次元の異なる生命エネルギーによって生きる。従って、三つの異なる身体はそれぞれにその次元の生命エネルギーの流れの体系をもつ。
肉体では血管系、リンパ系と経絡系がそれである。これらの系はそれぞれに、その系をコントロールする系とそのセンターをもつ。血管系、リンパ系をコントロールするセンターは神経中枢であり、経絡系をコントロールするセンターは経穴である。この神経系と経穴の重要な或ものは、微細身、原因身のチャクラと対応し、密接に相関する。
微細身にも、その次元の生命力(プラナ)の流れる系があり、それらをコントロールするセンターが、チャクラである。
原因身にも、より高い次元のナデイ系とチャクラがある。
三つの次元の身体の各エネルギーをコントロールする各センター、つまり神経中枢、経穴、チャクラの間には密接な関係があり、特にチャクラと経穴は、それの属する生命エネルギーを他の次元のエネルギーに転換したり、他の次元のエネルギーを自らの次元のエネルギーに転換し、三つの次元の身体と心の間に相関関係をもたらす重要な橋の役割をする。
従って、微細身の世界に生命力エネルギーのアンバランスが生ずると、それが肉体次元の生命エネルギーにも、チャクラを介してアンバランスを生ぜしめる。逆も又、真である。
しかし、原因身は常にバランスがとれている。かつ病気は生じない。
病気は肉体身とその心、微細身とその心に生じる。もし、原因身の心の次元で心身が目覚め、肉体、微細身をコントロールできれば病気は消滅する。しかし、普通の人間は原因身の次元では目覚めていない。個人存在の内奥で肉体微細身と独立に働いているにすぎない。
異なる三つの次元の心身を同時にもちつつ存在する個人の全存在の内で、各次元の生命エネルギーとそれらの関係において、調和とバランスがとれている時は健康であり、バランスの破れた状態が疾病である。
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・次回に続く・・・・。