用事を済ませ、少し時間ができたので南北線で乗換なしで後楽園→白金台へ
リニューアル前の旧朝香宮邸の建物公開に寄ってきました。
当美術館は朝香宮邸として1933年に建てられた建物を、そのまま美術館として公開したものです。
11/1から修復等リニューアル休館に入る前の建物をじっくり拝見してきました!
お庭も素敵ですが、建物メインで観ました。
この期間中は建物内もマナーを守れば撮影OKです
それはそれはステキなアール・デコの館。
見るだけでもスーッと違う世界にいざなわれますよ~。
あ~ん、この素敵な空間が私の撮影技量では表現しきれませぬ
正面玄関入口にあるガラスレリーフbyルネ・ラリック
同じく正面玄関のモザイクタイル
次室の香水塔と床のデザイン
各部屋にあるラジエーターカバーのデザイン
この扉のガラスエッチング、アップで 撮っておけば良かったわ(;-.-)
照明器具に惚れ惚れ
蛇口に目が・・・☆
3階のウインターガーデン これが昭和初期の東京にあったなんて~☆
モダンという感じだけれど、細かいところにアールデコ的な装飾もありました
ロイコペのペンギンさん!
1Fの設計もしたアンリ・ラパン作の花瓶
ルネ・ラリック
允子妃殿下のお印のグラジオラス(暖房装置のカバー)
建物内を見終わって外に出るともう日暮れ。
4時以降はライトアップも素敵です♡
シコンノボタンは建物とナイスマッチ
秋バラは色も香りもひときわステキ
朝香宮さまがフランス留学中に交通事故に遭われ、看護の為渡欧された妃殿下とともに長期滞在を余儀なくされた当時、フランスはアール・デコの全盛期。
帰国後、この白金台の新邸建築にあたって妃殿下がお勉強なさり、深く関わったそうですが、
その妃殿下が完成後この邸に住まわれたのはなんと僅かに半年ぐらいだったそうです。
腎臓病でお亡くなりになったそうです。これには胸を打たれました(泣)
その後朝香宮家は第2次世界大戦後まで住まわれましたが、
皇籍を離脱し、熱海に移られたそうです。
殿下は93歳の長寿でしたが、允子妃殿下がお亡くなり後、
再婚することはなかったそうです(T T)
職員さんが色々ご親切にお話ししてくださいました。ありがとうございます。
戦後、吉田茂首相公邸、白金プリンス迎賓館(西武グループ)と様々に変わってきて都の美術館に。
戦前→戦中→戦後の波瀾万丈の中、こういうふうに残してこられたのは色々な努力があったことでしょう。
そしてこれからも永遠に残ってほしいわ。
最後まで長々とご覧いただきウレシイです!
one pochi please!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます