koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

これからどうなる??

2008年06月27日 22時05分29秒 | 時事問題,ニュース

米国が北朝鮮に対して,テロ支援国家指定の解除声明を発表した。
果たしてこれが今後の東アジアの情勢にどのような意味を持つのか,浅学な私には分からないが,感想を述べてみたい。


まずテロ支援国家とは何か,という疑問がある。
ぶっちゃけて言えば,イラン,スーダン,キューバ,シリア,そして北朝鮮と,国際的テロを支援していると思われる国を米国が指定したものである。
でもって,北朝鮮が6者協議で決められた核計画の申告を行うことを決定したことを受けて,米政府がテロ支援国家から北朝鮮を外した,ということらしい。
つまり,北朝鮮が,核を持っていることを正式に認め,今後それを凍結・無力化していくことになるらしい。
軽水炉の稼働停止→無力化→プルトニウムや核兵器の廃棄,と進む見込みのようだが,だとすれば望ましい方向だ。
だが,果たして本当にそうなのか・・・。


まず,本当に彼の国は第一段階から,核廃絶に向けた動きをしてくれるのだろうか。
さらに,本当に前面廃棄に踏み切るのだろうか。
何せ,弾道ミサイルの発射実験を「人工衛星」とぬけぬけと言った国であるし,文字通り最終兵器たる核によって国際社会に臨んできた彼の国が,その切り札を易々と手放すものだろうか・・・(もしそうだとしたら喜ばしいが・・・)
寧辺近辺の核施設破壊の模様を5ヶ国が放送する,という情報も入っているが,それとて無力化した施設の一部を爆破するだけのパフォーマンスに過ぎないかも知れない。


今一つは,拉致問題である。
米も北朝鮮も,その問題に蓋をしたような印象は拭えない。
ブッシュは,拉致問題に対して前向きでいくことを明言したようだが,北朝鮮と日本を両天秤にかけての駆け引きをしているのがまざまざと見えるような気がする。
大統領任期の終結を控えての焦りとも取れるし,日本に対しては,
「このくらいのこと言っておけば大丈夫」
といった腹の底が見え透いているような気もする。
ま,米国なんぞに頼らず,6者協議に於いても断固とした姿勢でしっかりと自国の言い分を述べて貰いたいのである。
それを期待できないのが虚しいが・・・。


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