横浜ベイスターズの売却が決定した。
周知のように,モバゲーを運営するDenaベイスターズとなる。
これに関しては,ナベツネが
「品格が必要」
と問題発言をして,世にごまんと増えたアンチ巨人の恰好の標的にされたばかりであるが,今度は,熱烈な横浜ファンで知られる漫画家のやくみつる(はた山ハッチ)氏が,ファン休止宣言をした。
内容は,結構激烈なものである。
「モバイルゲームは子供に良くない。本や漫画を1ページずつめくったり,外で虫を捕ったりして子供は成長する。携帯電話はおもちゃじゃないんだ」
と述べ,
「あの会社にだけは,買って欲しくなかった。業種が駄目」
とも語った。
同感である。
携帯電話には,通話とメール機能さえあれば良い(あと必要最低限のネット機能。但し,回線速度が遅いので困っている),と思っている私にとってモバゲーは必要無いし,ましてや子どもに携帯電話など不要と思っているので,彼の言い分はもっともだと思うし,落胆する気持ちも分かるつもりだ。
「巨人ファンになるのは易い。横浜ファンであり続けるのは難い」
なる名言を残したやく氏だが,自らがその通りになってしまったというのは皮肉以外の何者でもない。
球団売却とは少々訳が違うが,私自身は79年にロッテオリオンズの本拠地移動を経験している。
これが,横浜(当時は大洋ホエールズ)絡みというのも因縁だろうか。
つまり,新しい横浜スタジアムにホエールズが移ったので,空いた川崎球場にオリオンズが行き,準フランチャイズの仙台を去ったというものである。
さすがにこの時は落胆した。
79年は江川問題や西武ライオンズ誕生などプロ野球界に激震が走った年として記憶されるが,ロッテの川崎移転も私にとっては重大にして痛恨事であった。
それにしても,ファンの方々は,どのような気持ちで今回の件を受け止めているのだろう。
球団自体が消滅する訳ではないものの,親会社が変わるというのはやはり由々しき事態ではないのだろうか・・・。
やく氏が横浜ファン(鯨ファンと言った方が良いか)になったのは,15奪三振の遠藤を見てからだそうで,基本的にアンチ巨人ではあるが,風刺とちょいとばかりの毒が効いた4コマ漫画は私のツボだった。
やく氏の心中いかばかりか・・・といったところだが・・・。
・・・で,監督に新庄???
今風で徹底的に軽いノリの球団になりそうだし,親会社のイメージにぴったりなので,それも面白いか・・・と人ごとのように思ったりする。
ま,客寄せパンダにはなるだろうな・・・。
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