上の子がサンタさんに野球盤を貰ったので,早速勝負してみた。
野球盤歴○十年の俺をなめるんじゃねーぞ,かかってきなさい・・・と,めった打ちにしてやるつもりで始めだのだが・・・。
進化している・・・。
投球動作に入ってからのタイミングの取り方が難しく,簡単には打てない。
フルイニング9回を戦ったのだが,2回裏に連打で奪った虎の子の一点をからくも守りきった。勿論,「消える魔球」と裏技の超速球(反則!!)は一切使わず,盗塁も無しでだ。
それにしても,発売元であるエポック社のサイトを開くと,野球盤の歴史が一目瞭然である。
野球盤誕生の1958(昭和33)年という年は,ある意味極めてモニュメンタルであった。
まず,ミスター・ジャイアンツ,ミスタープロ野球こと長嶋茂雄が巨人軍に入団し,大活躍を始めた年であった。
さらに,野球盤を引っ提げて卓上ゲームの老舗メーカーであるエポック社が誕生。
まさにエポックメイキングな年であった。
私は兄弟が男3人という殺伐たる環境で育ったが,それぞれ年齢に応じて野球盤を買って貰った。
私が買って貰った(というか当時流行した「ブルーチップスタンプ」で交換して貰った)のはC型「ミスター・ジャイアンツの野球盤」というやつで,バットの根元にコイルスプリングが埋まっており,簡単に切れて使い物にならなくなるという代物だった。
すぐ下の弟は,「消える魔球」機能が付いたCM型というやつで,一番下の弟のはエポック社製ではない(ツクダオリジナルか??)「王選手の野球ゲーム」なるもので,野手に磁石が付いていて球を引き寄せるというやつだった。
私が持っていた「ミスター・ジャイアンツの野球盤(故寺田ヒロオの漫画が描いてあった)」はやがて「巨人の星野球盤」となる。
その他,「人工芝野球盤」,屋根の付いた「ビッグエッグ野球盤」,「ジャイアンツ野球盤」,究極とも言うべき「フルオート野球盤」,天をも恐れぬ輩(失礼!)が買うドラゴンズ野球盤・・・といった具合に進化を遂げてきた。
20世紀はジャイアンツと共に発展・進化してきたようだが,ここ数年極めて弱いジャイアンツとともに野球盤も岐路に立たされているのかもしれない。
20年前の全盛期に「西武ライオンズ野球盤」とか「清原・秋山AK砲野球盤」とかいうものがあったという話は聞いていないので(考えただけでもおぞましい・・・失礼!!),そうした意味では2004年発売の「ドラゴンズ野球盤」は今のプロ野球の情勢を如実に反映させたもの,といって良いであろう。
・・・という訳で,明日から毎日1ゲームずつお相伴することに相成ってしまった。
野球盤歴○十年の矜持をいつまで保てることだろうか・・・。
最後に,こんなサイトを見つけてしまった。
とにかく濃い・・・というか奥が深い・・・。
遊び方が乗っています
砂鉄を巻き 磁石の方向をわかるようにし
変化球にも対応し
究極は バットで打った振りをし
実は手で弾き飛ばす などの
販促技が多数のっていました
難関だったか忘れてしまったのが残念です
今日は焼肉17品を食べに行きました。高級そうな肉のパレードでした。
私も読みましたよ,その根多。
120巻ぐらいだったでしょうか。
「こち亀」は数十冊が段ボールに入ったままなので,後で探してみたいと思います。
大変お世話になりました。