疲れたので,今日も動画で誤魔化す。
フレデリック・ディーリアス(英:1862-1934)作曲「夏の歌」。
1931年の作曲というから,視力を失ったディーリアスが,弟子であるエリック・フェンビーの助けを借りて完成させた晩年の作品である。
これを聴いて感じるのは,夏の暑苦しさか,はたまた一陣の風のような清涼感か・・・。
聴き手の感性に委ねられるところではあるが,いずれにしても晴れ渡らない飴色の空,それでいて青々とした緑なす草原・・・といったハイランドやウェールズ(否,ディーリアスはブラッドフォードの生まれだから,ヨークシャーか??)の田園風景が想起される(作曲者は,ヒースの丘とそこから俯瞰した海が頭にあったようだが・・・)。
後半は,分厚いオーケストレーションが起伏に富んだ楽想を演出するが,それ以外は平明な美観に満ちた曲と思う。
演奏は,名匠ジョン・バルビローリ卿(1899-1970)指揮の名門ロンドン交響楽団。
67年の録音のEMI原盤だろう・・・。
殆ど見たことのない(機内からちらりと・・・)ヒースの茂れる平原に思いを馳せ,F1やブリティッシュロック,ゴルフ,テニス,サッカーといった近代スポーツ発祥の地を思う・・・。
イングランドでも,スコッチランドでも,はたまたアイルランドでも,多分一週間滞在しても飽きないだろうな・・・。
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