Day by Day

明日は晴れるかな

数・算オリ4

2023年09月15日 | 進学校の算数
「 おもりア、イ、ウ、エ、オがあります。重さは1グラムか2グラムか3グラムか4グラムで、同じ重さのおもりが2つあります。これらをてんびんにのせて量ったところ、図のようにつりあいました。それぞれのおもりの重さは何グラムですか。 


          」        算オリジュニア 12th


①ア+イ=ウ+エ+オ
②ア=ウ+イ
③エ=オ+イ

②を①に代入すると
④ウ+イ+イ=ウ+エ+オ

③を④に代入すると、
⑤ウ+イ+イ=ウ+オ+イ+オ

つまり、イ=オ+オ となり、イはオの2倍。
イは2gオは1g、あるいは、4gと2g。
ところが、③によれば、イとオをたした重さがエになるので、イが2gオは4gでは、エは6gになってしまいアウト。

ここまでで、イは2g、オは1g、エは3gが確定。
②によれば、アは、ウとイをたした重さであり、イより重くまだ定まっていない重さなので、4g。ウは、イと同様2g。

整理すると、
(ア)4g(イ)2g(ウ)2g(エ)3g(オ)1g (答え)

まぁ、ジュニアだから簡単か



数・算オリ3

2023年09月15日 | 進学校の算数
「よしこさんは魚屋さんで次のそれぞれの魚をどれも1ぴき以上、
ちょうど3600円分買いました。

さば(1ぴきあたり130円)  あじ(1ぴきあたり170円)
いわし(1ぴきあたり78円) さんま(1ぴきあたり104円)

さて、よしこさんはあじを何びき買ったことになるでしょうか。」 
算オリ5th


まず、ヒント:星光12

さば、130円。いわし、78円。さんま、104円。

最大公約数は、13なので、3600円から170円のあじを買った数をひくと、必ず13で割り切れる。
ところで、3600から170の倍数をひけば、1の位はかならず0になるので、その数が13の倍数といえど、結局130の倍数になる。
つまり、「170の倍数と130の倍数とをたせば3600になる」その倍数についての検討を要する。

170と130をたせば300になるので、3600を300でわると、12。

よしこさんはあじを12ひき買いました(答え)。
お値段は、2040円

ちなみに、買った魚のうち、あじ以外すべてさばだったとすると、130円の12ひきで1560円となる。ところが、どの魚も1ぴき以上買いましたといっているので、1560円で買った魚の中には、いわしとさんまもまざっている。
ところで、いわしとさんまの値段をたすと182円となるでしょう。1けたが 0 になるには、5倍しての910円。要するに、よしこさんは、いわしとさんまを5ひきずつ、さばも5ひき(130円かける5ひきで650円)買いました。

2040円と1560円を合わせると、3600円ちょうど。

簡単そうに見えるけど、面倒な問題ですな。今までたくさんのつるかめ算を見かけてきたけれど、こりゃかなり厄介なつるかめだと思われ。

( 不完全かも知れませんが、本案による解答も「正答」です。というのは、購入したあじの数は「12ひき」に間違いないが、その他の数には疑いを残すから。つまり、さば5、いわし5、さんま5 以外の組み合わせでも適う可能性あり。まぁ、本設問はあじの数しか問うていないw)

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日経の解答、説明では、
3600は13の倍数ではないので、そこに170円のあじがいくつかまざっているからこそ割り切れたという趣旨だった。なるほど、3600わる13では、あまりが12になる。そして、170を13でわると、あまりが1。ここまでいわれると、あまりの12を解消するには、あじが12匹必要であることがわかる。ただし、12の倍数ならば可能であり、とはいえ、たとえば24であれば、あじだけでたちまち3600円をオーバーしてしまいアウト。したがって、あじは12ひきとした。なるほどなぁ