「 太郎・次郎・三郎の3人兄弟は両親とオバァサンの6人で暮らしています。ある日、食卓に1つだけあったお父さんのカレーパンがなくなっていました。気づいたお父さんがお母さんにたずねたところ、「子どもが食べたのよ。3人にたずねたら、だれが食べたのかはどの子も言うのよ。オバァサンも一緒に横で聞いていたわ。太郎は次郎が食べたと言うのだけれど・・・。」とのことでした。そのあと、オバァサンがお父さんにこっそり打ち明けました。「私はだれが食べたのか見ちゃったのよ。でも、残念なことに子どもたちの中で本当のことを言っていたのは食べた本人だけだったわ。」でも、だれが食べたのかは教えてくれません。お父さんは推理しました。
ここで問題です。次の「 」内はお父さんの推理です。< >には兄弟の名前を、( )には文章を補ってお父さんの推理を完成させなさい。
「もし < > がカレーパンを食べたとすれば、
( )。
だからこの子ではないな。もし < > が食べたとすれば、
( )。
だからこの子でもないな。ということは < > が食べたんだな。」 」 2006
面白そうやん
まずは、私の推理から、
ある子供がカレーパンを食べるところを目撃したオバアサンの証言によると、お母さんに「お父さんのカレーパンを食べたのは誰?」と詰められる子供3人のうち2人は嘘をつき、食べた本人だけが正直に言っていた。
つまり、食べた者は正直に自白した。
太郎は次郎が食べたと言った。つまり、太郎は嘘をついた。ここで、仮に次郎が食べたと自白していれば、太郎と次郎の二人が本当のことを言ったことになり、矛盾。つまり、カレーパンを食べていない者同士が互いに互いの名を非難し嘘をつき合った。
とすると、次郎も太郎が食べたと嘘をついた。三郎が食べたことを正直に自白したに違いない。
ここからは、本問であるお父さんの推理文脈を埋めに行くとしよう
「もし < 太郎 > がカレーパンを食べたとすれば、
( オバァサンの証言どおり、「食べた」と正直に自白したはずだ。 )
だからこの子ではないな。もし < 次郎> が食べたとすれば、
( そして、それを次郎が認めて正直に自白していれば、「次郎が食べた」と言った太郎と次郎の二人が本当のことを言ったことになり、オバアサンの証言と矛盾する。とすると、次郎も「太郎が食べた」と、カレーパンを食べていない者同士で互いの名を非難し合い、嘘をついたに違うまい。 )
だからこの子でもないな。ということは < 三郎 > が食べたんだな。」
( オバァサンの証言どおり、「食べた」と正直に自白したはずだ。 )
だからこの子ではないな。もし < 次郎> が食べたとすれば、
( そして、それを次郎が認めて正直に自白していれば、「次郎が食べた」と言った太郎と次郎の二人が本当のことを言ったことになり、オバアサンの証言と矛盾する。とすると、次郎も「太郎が食べた」と、カレーパンを食べていない者同士で互いの名を非難し合い、嘘をついたに違うまい。 )
だからこの子でもないな。ということは < 三郎 > が食べたんだな。」
ちなみに私はお父さんの推理能力を信頼し、最後の三郎から埋めた