「 太郎君は、家から峠まで登るのに1時間30分かかり、峠から家まで下るのに54分かかります。太郎君の家と峠の間には、記念碑があります。ある日、太郎君が家から峠まで登るのに、記念碑と峠とのちょうど真ん中の地点で忘れ物に気付き、すぐに家まで戻りました。そして、家で忘れ物を取り、すぐに峠に向かったところ、はじめに家を出発してから3時間36分後に峠に着きました。太郎君は、登るときと下るときはそれぞれ一定の速さで歩くものとして、次の ▢ に適当な数を入れなさい。
(1)太郎君の家から忘れ物に気付いた地点までの距離は、太郎君の家から峠までの距離の ▢/▢ にあたります。
(2)太郎君が記念碑の前で忘れ物に気付き、すぐに家まで戻ってから再びすぐに峠に向かったとすると、太郎君ははじめに家を出発してから ▢ 時間 ▢ 分後に峠に着きます。」 2023
フムフム
登り: 家ー峠 1時間30分(90分)
下り: 峠ー家 54分
とすると、登りと下りの速度比は、54:90となり、3:5(確定)
ではでは~、
(1)
家 碑 峠
家 碑 半 峠
家 ⇒ 碑 ⇒ 半(登り)
家 ⇐ 碑 ⇐ 半(下り)
家 ⇒ 碑 ⇒ 半 ⇒ 峠(登り)
合計 3時間36分(216分)
家から碑までの登りの時間をX、碑から半までの時間をYとすると、
(X+Y)+(3X/5+3Y/5)+(X+Y+Y)=216
2.6X +3.6Y=216
①13X +18Y=1080となり、
もう一方で、② X +2Y = 90(13X+26Y=1170)が成り立っている
とすると、
①13X +18Y =1080
②13X +26Y =1170
① ー ② は、8Y = 90
Y = 45/4 ⇐ ② に代入すると
X = 90 ー 45/2となり、
X = 135/2
X : Y = 135/2 : 45/4 = 270 : 45 = 6 : 1
つまり、家から記念碑まで距離は6、記念碑から峠までの距離は2。記念碑から峠までの半分は1となるので、
太郎君の家から忘れ物に気付いた地点までの距離は、太郎君の家から峠までの距離の 7/8 にあたります(答え)
(2)家から記念碑までの距離を6とすると、記念碑から峠までのの距離は2。時間はたして90分。
とすると、家から記念碑までの時間は、90分かけることの6/8となり、135分/2。
記念碑から家までの下りにかかる時間は、135分/2 かけることの3/5なので、405分/10。
90分たすことの135分/2たすことの405分/10は、
90分たすことの67.5分たすことの40.5分となり、198分。
太郎君が記念碑の前で忘れ物に気付き、すぐに家まで戻ってから再びすぐに峠に向かったとすると、太郎君ははじめに家を出発してから198分後、つまり 3 時間 18 分後に峠に着きます(答え)
問題文が長いだけで、解法はそう難しくはない。