春スノーボードも無事終わり、今日からバイクで1泊ツーリングに出発。
目的地は、群馬県の沼田から尾瀬に向かう途中にある、老神温泉。
GW中なんでメジャー処は混みそうなので、ちょっとマイナーな穴場に行ってみようかと。
下諏訪から国道142号で、4月に無料開放された新和田トンネルを通り、和田宿ステーションで休憩。
トンネル有料時代は、ボロボロの舗装だった旧道の和田峠を上り下りしたものだが、それも過去の話か。
トンネル無料開放から、旧道は通行止めにして補修工事を行っているようだ。
一応、ビーナスラインへのアクセスルートでもあるし、廃道にはならないだろう。
和田宿は江戸時代の中山道最大の難所、和田峠に挑む旅人で賑わった宿場町。
江戸から下って来ると、和田宿から和田峠を越えて下諏訪に至り、温泉でまた一休みという寸法だ。
佐久から国道18号に出たところで、ローソンで休憩。
長野方面へ向かう国道18号は北国街道に沿っているので、この付近が中山道と北国街道の追分だ。
中軽井沢から国道146号で、長野原方面へ向かう。
途中の星野リゾート辺りは、駐車場も満車で大賑わいだった。
長野原からは国道145号で、八ッ場ダム湖が見渡せる道の駅、八ッ場ふるさと館で休憩。
八ッ場ダム湖は水を満々と湛えている。
以前来たときはまだ工事中だったのだが、その時立ち寄った旧川原湯温泉駅も今は湖の底か。
中之条で国道を逸れ、県道53号を北上。
みなかみにある道の駅、たくみの里で休憩。
売店や喫茶店などがある一角を抜けると、たくみの里の名の通り、竹細工や紙細工などを売る店が並ぶ。
ここも旧三国街道の宿場町、須川宿があった場所で、通りも整備され当時をしのぶことが出来る。
ここから国道17号に出て少し南下、月夜野から広域農道、利根沼田望郷ラインを走る。
これがまた存外に走りやすい良い道だった。
以前は山間部にスーパー林道などの大規模道路開発が行われた時代があったが、最近は広域農道に名を変えて、道路開発自体は健在のようだ。
望郷ラインから国道120号に出て、少し尾瀬方面へ北上し、老神温泉入り口の看板を右折。
今日の宿、山楽荘に到着。
切り立った崖のある渓谷沿いで、古い温泉街の雰囲気が良いね。
ここも伊東園ホテルチェーンだ。
ちょくちょく利用させてもらっているが、夕食に飲み放題も込みなので、何となくお得な気がするんだよな。
温泉へ向かう通路に、温泉街の古い写真が飾ってあった。
伊東園グループは古いホテルを居抜きで経営する方針なので、過去はあまり振り返らないのかと思っていたが。
ここでは以前の様子なども紹介されていて、過去の歴史も軽んずることなく引き継がれているのは、少し安心だ。
見慣れたチェーン共通の四角い皿に、ビュッフェ形式のディナー。
ビールは自動サーバーで注ぐアサヒ。
その土地ならではの地域色が薄いのが難点だが、経営効率化のためにはある程度止むを得まい。
とはいえ、ここは中華系のメニューが豊富だった。
得意なシェフが居るのかな。
地域色と言えば、群馬の地酒飲み比べは楽しめる。
これも飲み放題の内なのでありがたい。
しかし、銘柄を記録するのを忘れてしまった。
誉国光と、谷川岳だったか水芭蕉だったか。
まあ美味い以外の感想は無いのだが。
味はともかく、色々なメニューが試せるのはイイね。
この麻婆豆腐は結構美味かった。
本日のルート。
220km程走行。
軽井沢辺りは若干混んでいたが、それ以外はまあ田舎道なので、非常に快適だった。
やはり、道路は高速よりも下道の方が面白い。
