Fare un brutto sogno

大切なのはバランス
無理をしたときの揺り戻しが一番怖い

輝く笑顔

2006年04月01日 12時25分32秒 | 1.心の叫び
新入社員、いや、もう2年目の女の子とお酒を飲んだ。

大学、大学院時代の専攻が詳細まで被る。教授は誰? と思ったら、やっぱりあの先生。
研究から離れて10数年、だけど、つい学会発表に目が行ってしまう。
そういえば、この子の名前、発表者にあった。
K大学院のI教授の学生だ。元H大学で当時N大P研究所のW教授と共同研究してたはず。今は文部省直轄研究所になったが、ここの初代所長が私の恩師。その弟子達グループの一員だ。

第一印象は『ぼぅ~』っとした感じ。(爆)
私は職場も変わったのであまり接点はないが、ある日ふと気付く。
たまにしか見ないけど、いつ見てもこの子はイメージが違う。というか掴めない。
うまく表現できないが、顔つきまで変わってる。

人を思い浮べるとき、ある特定の印象をイメージするだろう。特に強烈に残った印象だったり、いつもの顔だったり。

ところが、この子はイメージを掴めない。判らない。
いつも違った顔をしている。

先日、職場のパーティの後、たまプラーザで一緒にお酒を飲んだ。
今日も違った顔をしてる。
そう思った。
その子はビールを頼む。外国産の大きめのやつ。
俺はスパークリングワイン。

そしてひと口飲んだ時、それを見た。

ぼやっとした輪郭がハッキリとした強い線になる瞬間を。
表情が一瞬で変わり、輝くような笑顔になる。

『美味しいです』

そうか、この子はその時の気持ちの総てが表情に現われる子なんだ。
仕事でも、乗っている時、拒否ぎみなとき。
不安な時。
フットサルをやってる時も、楽しい時、疲れてる時、悔しい時。
決して豊かではない表情が、その子の輪郭を変えているようだ。

輝くような飛びっきりの笑顔。
初めて見た。

『お前、今、いい顔してる』
『笑顔が輝いてるよ』
『好きなんだな、お酒』

そんな話をした。

誰だって、いつだって、輝いていたいよな。
誰かに見せるためじゃなく
自分の心がそうさせるように。

それから
誰かの素直な笑顔は
相手の心を和ませる。
無茶苦茶な心理状態だった俺の心が
この一瞬の笑顔に接して
ふっ と軽くなった。


深夜まで飲んで、部屋まで送った。
ひとりになって自宅まで歩きながらふと思い出す。

どこかで見た笑顔・・・
あっ、あれだ

色白で
福よかで
切れ長の目
飛びっきりの笑顔

江ノ島神社の弁財天様(笑)

妙に救われた気持ちになり
妙に納得した。

あいつ、弁天さまか。
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