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忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2008.12.17「2」

2008年12月18日 | 過去記事
平成20年12月17日
サラリーマンの弁当代が530円ほどになったとテレビでやっている。中には「嫁が持たせてくれるんです。」と言って、持参した「握り飯」を見せて溜息をつく中年男性もいた。▼当社の若いアルバイトの昼飯をみる。コンビニで握り飯を2個買って100円のお茶。都合300円程度か。実は私もそんなところだ。▼アメリカの金融大手「ゴールドマンサックス」の社員の年収が45%もダウンしたと新聞にある。それに続けて「それでも3400万円」と書いてあった。▼弱者の味方、良心的マスメディアの朝日新聞も書いている。日本経済連が調べたところ、大手企業の平均賞与が「6年ぶりに前年割れ」したということだ。金額は0.36%ダウンの88万9046円だったらしい。▼経済というものは繋がって回っている。資本主義国に住んでいて「格差」を嘆くなど本末転倒も甚だしい。それは「やっかみ」という世論となってうねり、議会制民主主義である日本の政権すら打倒する・・・という良心的な者がいる。▼しかし、腹が減って政権を倒すというのは社会主義国の末路だ。「格差」の上の方を見てやっかむ日本人は多くない。「分相応に生き得る術」は徳のある生き方であると、ちゃんと知っている。▼愛妻がつくってくれた「握り飯」に溜息をつき、レストランのランチメニューをみて涎を垂らす国は他にある。

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