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忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2008.12.17

2008年12月18日 | 過去記事
平成20年12月17日
今の自宅に越して1年になるが、隣近所の人とは挨拶程度の会話しかしていない。その挨拶すら返してくれない住人もいるから、それが珍しいことではないと気づく。▼日本人は無関心になったと嘆く声を聞く。隣近所のことすら興味がないのだから、それが地域や国へと広がりを見せるとどうなるか、推して知るべしだと。▼幼児の頃から虐待を受けた子供やレイプされた女性などがPTSD(外傷後ストレス障害)を発症することがある。トラウマに悩まされ、ヒステリックになり、無力感に苛まされる。▼これを左っぽく日本人に当てはめると、「苛烈な戦前戦後、あるいはアジア各国に対する暴虐に遡及することからなるPTSD」となるのかもしれない。▼シビリアンコントロール不能に陥った旧日本帝国軍の暴走による戦争勃発、大本営の人権どころか人命軽視による無謀な作戦展開などをして、日本と日本人は「戦争」というものがトラウマとなり、過日の「田母神論文」のようにヒステリックな反応になるのだと。▼しかし、そういう「心の病」には「自傷行為」という症状もある。自らを傷つけることによって、何らかのストレスから解放されるという行為らしい。▼日本が陥っている病をみるに、元からおかしい連中を除いて「真っ当な日本人」はこの「自虐史観」という症状から脱却できていない。「日本が良い国だったはずはない」「日本が良いことをするはずがない」という自傷行為を繰り返す。無気力、無関心なまま。


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