忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

亀井静香代表「来るなら来い」西村修候補と全日プロ“乱入”

2010年07月04日 | 過去記事
亀井静香代表「来るなら来い」西村修候補と全日プロ“乱入”

国民新党・亀井静香代表(73)が3日、リングデビューを飾った。全日本プロレス後楽園ホール大会で、同団体所属プロレスラーの西村修氏(38)=国民新・比例=への支持を訴えた。

 党歌「おかあさん」で入場。トップロープからリングインを試みたが、脚の長さで?断念した亀井氏は、まるでレスラーのように「ガッツある男を国政に送ろうではありませんか!!」とシャウトし、プロレスファンの喝采を浴びた。

 この日はバトルこそなかったが、控室では「(敵が)かかってくるならいいよ。俺は合気道6段で、投げ技も得意だから大丈夫だ」と血気盛ん。西村氏は「亀井先生はドリー・ファンク・ジュニア先生、カール・ゴッチ先生と並ぶ最も尊敬するチャンピオン。あの身のこなしはメーンイベンター並み。頑固さにはゴッチイズムさえ感じる」と師匠にほれ直した様子だった。

 4日の大阪大会でも、亀井氏は西村氏とともにリングに上がる予定。合気道6段の実力を見せるのか、それとも血祭りとなるのか、第2ラウンドに注目が集まりそうだ。




長州力も若いころ、フロリダの「ゴッチ道場」で修業している。ミスター高橋の著書によると、カール・ゴッチを尊敬してやまぬ藤波や藤原などとは違い、面と向かって異論を吐いていたという。「ゴッチのプロレスはつまらない」とのことだった。

思い起こせば「UWFインター」との対抗試合、派手さはないが「強いプロレス」を体現したレスラーの弟子が「魅せるプロレス」に牙をむいた。容赦ない蹴りに会場がどよめいた。あっさりとタップさせる関節技に冷や汗が出た。やはり「Uの遺伝子」は強かった。

しかし、新日本の若手がコロコロと負けていく中、垣原や金原のキックを軽くいなし、中野や山本の掌底を、まるで蝿を追い払うかの如く問題にせず、安生や桜庭の関節技もまったく通じず、高田の投げも決まらないのが長州だった。新日本のメインレスラーも無事では済まなかった。蝶野が安生に負け、佐々木が垣原に負け、武藤が高田に負けた。新日本プロレスファンの悲鳴が上がる中、長州力はエース格の安生洋二をラリアットでぶっ倒してサソリ固めで締め上げた。安生はなにも出来なかった。長州は「ゴッチイズム」を「魅せるプロレス」で撃破した。

西村修は藤波の弟子だ。カール・ゴッチは藤波をかわいがったという。基本に忠実、地味な技でコツコツ攻めていくスタイルは、私の好きなプロレスではある。しかし、それを正面からチカラで叩き潰す「長州力の説得力」の前では、こじんまりした「退屈なプロレス」に見えてしまうことも否めない。仮に西村修が長州力からグランドコブラでフォールを奪っても「西村、巧いなぁ」と感心するだけで「西村は強い、長州に勝った」とは思わない。

日本の国政には「剛腕」がいる。プロレスでは「技巧派」のままでいいが、今の日本の国会では、逆さ抑え込みもスモールパッケージホールドも通じないだろう。もちろん、レフリーも買収されているから、相手の凶器も反則も訴えたところでなんにもならない。猪木のように、長州のように、血ダルマにされたらやり返して、きちっと勝つプロレスが求められる。「倒立」で観客が喜んでも仕方がない。相手をぶっ倒すプロレスが求められている。

それに亀井静香が「ドリー・ファンク・ジュニア」?「カール・ゴッチ」?違うと思うぞ。亀井静香はどう考えても「ラッシャー木村」だw




※西村修くんと私。実は同じ年だったりする。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。