正月に愛知県の実家に帰省中だったが、三ヶ日が過ぎたので、帰途に就くことにし、早朝実家を出立した。往路は東海道本線を使ったので、趣を変えて復路は中央本線を使うことにする。「青春18きっぷ」を使用して、中津川行の普通列車に乗り込み、東へと向かった。
車窓はまだ暗く、闇の中を走っていったが、岐阜県に入るあたりから、徐々に明るくなり始める。朝の長閑な田園風景を眺めていると、終点の中津川駅が近づいたが、車内放送によると乗り換えはスムーズにできそうで、安堵した。なにしろ、中央本線と言っても中津川から先はローカル線と変わらず、本数も少ないし、列車の時刻を確認してこなかったので.....。
乗り換えた、松本行き普通列車は、木曽川沿いの景勝地を進んでいく。車窓からの渓谷美はなかなかのもので、中央本線の楽しみの一つでもある。まだ冬休み中だとは思うが、途中駅からは高校生が何人か乗ってきて、はしゃいでいた。部活の練習にでも行くのだろうか....?
普通列車なので、駅で特急列車に追い抜かれるため、停車時間が長かったりするが、それもまたのんびり旅行にはアクセントともなる。停車駅の様子をじっくりと観察し、駅の構造など確認したりこの周辺の人々は、どんな生業を立てているのかと想像するのも楽しいことなのだ。
そうこうしている内に、木曽川の渓谷は深くなり、車窓に寝覚ノ床や木曽の桟などの景勝地を見ながら進んで、鳥居峠の分水嶺をトンネルで越えた。
ここからは、水域としては日本海側へ注ぐところとなる。そんなことを考えているうちに、木曾谷を抜け、乗換の塩尻駅へ到着した。
ここで、甲府行きの普通列車に乗り換えるのだが、少し待ち時間があったので、ホーム上を少し歩いて、座り続けてきた、腰を伸ばしてみる。
塩尻駅を出た列車は、岡谷への短縮ルートを通り、諏訪、茅野と過ぎて、長野・山梨県境を越えたが、まだ昼前でもあるし、天気も良いので、急に小海線へ乗ってみたくなった。こういう時、臨機応変の対応ができるのが、「青春18きっぷ」の強みとなっている。乗り換え時間もそんなに長くないので、思い切って、小淵沢駅で下車してしまった。
久しぶりに小海線へ乗ることとなったが、標高1,000mを超える高原地帯を走る路線として知られている。車窓からの眺めは素晴らしく、八ヶ岳山麓の牧場や富士山の遠景も楽しめる。とても気分は良いのだが、とにかくゆっくりと走り、単線なので、すれ違いに時間もかかったりして、小淵沢駅で、駅弁を買ってこなかったことを後悔した。
このまま、小諸駅まで乗り続けると昼食時間を大きく過ぎてしまう。どうしようかと悩んだが、途中駅で降りて、弁当かパンでも買って、腹を満たすこととする。ところが、八千穂駅で下車してみたものの、まだ正月4日のこととて、駅前の売店や食堂がどこも閉まっていたことには閉口した。
やむを得ず、時刻表を見て、逆方向へ戻る列車が早く来るので、それに乗って、小淵沢駅へと戻ることとする。このような行き当たりばったりの旅ができるのも、「青春18きっぷ」の良いところなのだろうか.....。
小淵沢駅へ到着した時刻は、昼をかなり過ぎてはいたが、ここで駅弁を買って、ベンチで食べることにした。その後、甲府行きの普通列車に乗り込んてだが、甲府盆地へと降りていくにしたがって、車窓からきれいな富士山が見えてくる。これは、写真に撮っておかなければとシャッターを切ったが、次々と車窓が変化し、富士山の様相も変わるので、カメラを離せなくなってしまう。こうなれば、どこまで、富士山が見え続けるか確かめてみたくなってくる。
甲府駅で、高尾駅行きの不通に乗り換え、車窓を確認していったが、近隣の山々に見え隠れしながらも、勝沼駅付近までは、富士山を捉えることができたのは、新たな発見だった。
笹子トンネルを過ぎてからは、車窓に富士山を見ることはできず、それで風景を愛でながら、高尾駅へと到着した。その後は、西国分寺駅まで行って、武蔵野線へ乗り換え、埼玉県の自宅へと戻っていった。
車窓はまだ暗く、闇の中を走っていったが、岐阜県に入るあたりから、徐々に明るくなり始める。朝の長閑な田園風景を眺めていると、終点の中津川駅が近づいたが、車内放送によると乗り換えはスムーズにできそうで、安堵した。なにしろ、中央本線と言っても中津川から先はローカル線と変わらず、本数も少ないし、列車の時刻を確認してこなかったので.....。
乗り換えた、松本行き普通列車は、木曽川沿いの景勝地を進んでいく。車窓からの渓谷美はなかなかのもので、中央本線の楽しみの一つでもある。まだ冬休み中だとは思うが、途中駅からは高校生が何人か乗ってきて、はしゃいでいた。部活の練習にでも行くのだろうか....?
普通列車なので、駅で特急列車に追い抜かれるため、停車時間が長かったりするが、それもまたのんびり旅行にはアクセントともなる。停車駅の様子をじっくりと観察し、駅の構造など確認したりこの周辺の人々は、どんな生業を立てているのかと想像するのも楽しいことなのだ。
そうこうしている内に、木曽川の渓谷は深くなり、車窓に寝覚ノ床や木曽の桟などの景勝地を見ながら進んで、鳥居峠の分水嶺をトンネルで越えた。
ここからは、水域としては日本海側へ注ぐところとなる。そんなことを考えているうちに、木曾谷を抜け、乗換の塩尻駅へ到着した。
ここで、甲府行きの普通列車に乗り換えるのだが、少し待ち時間があったので、ホーム上を少し歩いて、座り続けてきた、腰を伸ばしてみる。
塩尻駅を出た列車は、岡谷への短縮ルートを通り、諏訪、茅野と過ぎて、長野・山梨県境を越えたが、まだ昼前でもあるし、天気も良いので、急に小海線へ乗ってみたくなった。こういう時、臨機応変の対応ができるのが、「青春18きっぷ」の強みとなっている。乗り換え時間もそんなに長くないので、思い切って、小淵沢駅で下車してしまった。
久しぶりに小海線へ乗ることとなったが、標高1,000mを超える高原地帯を走る路線として知られている。車窓からの眺めは素晴らしく、八ヶ岳山麓の牧場や富士山の遠景も楽しめる。とても気分は良いのだが、とにかくゆっくりと走り、単線なので、すれ違いに時間もかかったりして、小淵沢駅で、駅弁を買ってこなかったことを後悔した。
このまま、小諸駅まで乗り続けると昼食時間を大きく過ぎてしまう。どうしようかと悩んだが、途中駅で降りて、弁当かパンでも買って、腹を満たすこととする。ところが、八千穂駅で下車してみたものの、まだ正月4日のこととて、駅前の売店や食堂がどこも閉まっていたことには閉口した。
やむを得ず、時刻表を見て、逆方向へ戻る列車が早く来るので、それに乗って、小淵沢駅へと戻ることとする。このような行き当たりばったりの旅ができるのも、「青春18きっぷ」の良いところなのだろうか.....。
小淵沢駅へ到着した時刻は、昼をかなり過ぎてはいたが、ここで駅弁を買って、ベンチで食べることにした。その後、甲府行きの普通列車に乗り込んてだが、甲府盆地へと降りていくにしたがって、車窓からきれいな富士山が見えてくる。これは、写真に撮っておかなければとシャッターを切ったが、次々と車窓が変化し、富士山の様相も変わるので、カメラを離せなくなってしまう。こうなれば、どこまで、富士山が見え続けるか確かめてみたくなってくる。
甲府駅で、高尾駅行きの不通に乗り換え、車窓を確認していったが、近隣の山々に見え隠れしながらも、勝沼駅付近までは、富士山を捉えることができたのは、新たな発見だった。
笹子トンネルを過ぎてからは、車窓に富士山を見ることはできず、それで風景を愛でながら、高尾駅へと到着した。その後は、西国分寺駅まで行って、武蔵野線へ乗り換え、埼玉県の自宅へと戻っていった。
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