四谷というところは、もちろん新宿区です。
しかし、新宿通りを折れて、少し路地に入るとすごく生活の匂いがします。
生活の匂い、狭い意味で言えば、台所の煮炊きの匂い、お風呂の水の匂いが、時分時になるとしますねえ。
しみじみ、いいなあと思います。
生活の匂いのする二枚を。
窓の格子にひもの輪っかが結ばれています。
そのうち下のバラの枝が伸びたら、この格子に沿わせるつもりなのでしょう。
ちょっとせっかちな人ですね。
こういうところに生活の匂いが感じられるのです。
同じ家です。
玄関先の植木がひもでぐるぐる巻きにされています。
SM植木(笑)
生活の匂いがしますなあ。
さて、荒木町の外れにやってきました。
こんなラブホみたいなマンションがありました。
ああ、生活の匂い。
同じく、ラブホマンション。
路上を徘徊するとき、つたのからんでいる物件は必見です。
最初はおしゃれのつもりでつたを植えたのでしょうが、
かなりつたの蔓が荒れている物件は、面白い様相を見せてくれることがあるのです。
外苑東通りにでました。
外苑東通りといえば、名物「バブルの塔」。
バブルの塔は、バブルのころに着工されたのに、バブルが崩壊して資金繰りがつかなくなりしばらく放置されていたのです。
その後、だいぶ後になってから、資金繰りがついたのかようやく完成をみた高層ビルです。
ただ、この一帯には、これほどの高層建築はみられないので、TPOを考えに入れていないと、やはり道行く人はバカにしています。
バブルの塔の近くにこんなビルがありました。
このビルはだいぶ前から知ってましたが、今回初めてシャッターを切りました。
このビルもバブルのころに建てられたんじゃないかな?
おそらくアントニー・ガウディの建築をまねたのでしょう。
カラフルなタイルが貼りつけてあるビルです。
これこそ、元祖バブルの塔ですよ。
ちなみに1階は、アメリカン・オールディーズ風の飲み屋さんになっていました。
わたしはお酒を飲まないのですが、こんなところで飲むのは恥ずかしくていやです(笑)。
曙橋の方にいきました。
橋の下にはあまり有意義な活用のされ方をされてない土地がありました。
なんと、四谷の真ん中に木守柿がありました。
そもそも、とって食べるために柿の木が植えられているわけでもないでしょう。
ここにも、柿が。
こんなに手入れされていない庭は、もはや雑木林ですよ。
誰も気にとめませんが、曙橋の上からこのように荒れた土地がみられるのですよ。
少し気を取り直して。
無用看板。不況なのでしょうか。広告主のいない空白の看板が三つそろってました。
成りゆきで、荒木町にまた戻ってしまいました。
こんな小屋(?)を発見。
中にある配管や、多分メーターの類もあると思うのですが、それらを保護する金網の小屋です。
厳重そうに見えて、つくりがかなりがさつですね。
鶏くらい飼えそうな広さでした。