昭和建築学会


昭和の建築物や路上にあるオブジェなどを中心にご紹介します。

昭和建築学会 第88回 神戸東京12日間 その17 曳舟3 いよいよ鳩の街

2015年01月30日 | 建築

さてさて、いよいよ鳩の街♪

前も書きましたが、玉の井が空襲で焼けそのあと女性たちがこの鳩の街でふたたび商売を始めたのでした。

 

 

もちろん今は、怪しげな店があるわけでもなく普通の商店街になってます。

このピンク色の門が鳩の街の始まり。

 

この手前がけっこう車の通りの多い道となっていました。

おじいちゃん、おばあちゃん大丈夫かな?

 

道を渡ってこんなものを発見。

 

 

法定速度20㎞/時以下。チャリンコでもすぐ20㎞は出ちゃいますよ。原付、横にこけないでしょうか?

 

 

ほどほどににぎわう商店街となってます。

おでんの専門店があって、生の具を売っているだけじゃなく、

テイクアウト用に店でおでんを作っていました。

 

牛すじのおでんを購入。味は関東にしては薄味だったなあ。

 

 

これは、鳩の街とは違い、一本筋を隔てたところだったかな?

あまり景気よくないみたい。

だから(?)民主党の「キムタケ」のポスターが?

 

 

パーマ屋さん。下町にしては垢抜けてる方かも。

アールを見つけて、ちょっとときめきました(笑)

 

 

謎のビル。

元は飲食店か何かでしょうか?

 

右上に、腕木だけが残っています。

以前は簡単な庇があったのでしょうか?

 

 

二階部にも、同じく腕木だけが……。

 

 

二つ縦に並んでいるところをみると、看板の跡?

 

 

入口だけみると、元歯医者さんかなにかのよう。

結局正体は分かりませんでした。

 

 

おー、ここにも解放区はありました。駐車場にしないのですかね。

 

 

国有地でした。失礼いたしました。

 

 

その昔は、性病科もあったはずとにらみましたが(笑)

 

 

この縦棒の手すりと、ステンドグラス、ここはやっぱりカフェー跡といってもいいでしょう。

なんか、撮っていてうれしくなりました。

 

 

またもや空中に階段が……。四階部が屋上のようでした。

 

 

蔦で荒れてる壁、左手のわけの分からない黒い金具……、いいなあ。

 

 

これはなかなか、下町としては端正なお宅。

こういういい建築をつっこみどころがなくても撮りたくなります。

 

 

これはどこだったかな?

電気メーターがもぎ取られています。

 

 

この赤白のちょうちんや、クリーニング屋のピンクの看板の美意識、やっぱり旧鳩の街を引きずってるのでしょうか?

 

 

怒られるのかと思いましたが、なかなか親切なお方でした。

 

 

先ほどの、私道。確かに植木鉢がたくさん。

私道でも通らせてくれる。下町っていいなあと思います。

 

 

寺島保育園。滝田ゆうさんの漫画で「寺島町奇譚」という本がありましたね。

 

 

 

寺島保育園。まあ、遊郭と保育園、中では似たようなことをしてるわけですし……。

 

 

なかなか、手強い(笑)角物件です。

それよりもアールのステンドグラスが気になる。

 

 

左手にもステンドグラスが。

この辺に、骨董屋さんがあれば、ステンドグラスの出物多いかも知れません。

 

 

この辺にしてはかなり大きな荒物屋さん。

「寺島ハンズ」(嘘)。

 

 

プリウスすっかり大衆車ですね。

さすがに鳩の街にはベンツはなかったです。

 

 

どうです。はとのまち、と堂々と書かれています。感激の一枚。

 

 

こんな下町だからこそ、保育園や託児所が充実してるのでしょうか。

 

 

ちょうちんにも注目してもらいたいけど。背後の二階建ての戸袋! これはまごうことなき……。

 

 

下手な写真でごめんなさい。こういう古い看板いいなあ。自宅がもっと広ければ、骨董市に通って古いものを蒐集したいですな。

 

 

解放区です。「乱暴な男に寝ているところを蒲団をはがされたら、スリップ一枚で寝てたという女」みたいな、

垢抜けない家屋の一面が見えます。

 

 

ね、このあたり、解放区になっちゃうまでに何とか隠す方法なかったのかな?

 

 

かと思うとこんなポップな、物置の入口(?)も。

 

 

かなり貴重な角物件発見!

角の左右とも出入口になっています。その昔は、お店だった?

 

 

三階部なかなかいいですね。やっぱりトイレなのかな?

 

 

これは合理主義で作られた(?)角物件ですな。

 

 

このごちゃごちゃ加減、下町っていいなあ。

 

 

はて? 石の壁に封鎖された出入口。ポストがあるのをみると、昔は郵便局だったのでしょうか。

 

 

もう飽きた? しみじみキリコ物件。

 

 

石屋さんの片隅で。江戸情緒がありますね。

 

 

その石屋さん。石専門じゃないのかな?

 

 

石以外の物件も数多く現存されています。

 

 

結局何屋さんなのかは、謎。

 

 

毎度おなじみのデザインの戸袋です。

 

 

やっぱり下町は、共産党と公明党で決まり!

 

 

ちょっと変わった昔風の出窓。庇が出すぎです(笑)。

 

 

解放区と原爆タイプはセットですね。

 

 

解放区が生まれる前、誰がここから出入りしてたんでしょうか?

 

一度アップしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昭和建築学会 第87回 神戸東京12日間 その16 曳舟2

2015年01月27日 | 建築

曳舟続きでござる。

撮ったのが一ヶ月以上前だし、撮った順番が画像の番号で分かるだけでどういう道筋を歩いていたかまったく覚えていない。

 

まあ、「ぬけられます」なのだから、行ったり来たりで許してください。

しかし、何を狙って撮ったのか忘れることもあるけど(^^;

 

 

これは覚えはないのだが、とりあえず言えるのは、横断歩道のところにあったオブジェとしかいいようない。

何かの役に立っているかと思えば、何の役にも立っていそうにないのだ。

 

 

これは、道界というものらしい。

調べてみると、国土交通省などが用いる用語で、「公道」と「民有地」との境の「境界標」として道界プレートが設置されているとのこと。

場所によってはステンレスできちんと作られてるが、これはさほどきちんと作られていない方。

 

 

うーん、つっこみどころはあるのだが、店の前面の壁の延長にかわいらしい日本屋根がついてるとか、

ちょっとこの物件について、何を狙ったのか忘れてしまった(恥)

 

電線が混雑して……。蛍光灯は高圧電流の下にもってゆかないとつかないですよ、本当は。

 

 

あ、また行き止まりなんだ。「行き止まり」を「行止」書いたところ、なかなか緊迫してます。

この標識、たぶん色がはげちゃった部分が多いんだろうけど、元はどんなのだったのだろう?

 

 

あれ? また東武線の高架下に戻っちゃったのかな?

 

 

まあ、張り紙の日本語はたいてい荒れてますな(笑)

「当社の敷地内に無断で立ち入らないでください。」

「また、私有物は撤去してください。」

私的物、なんかポエジーを感じさせる言葉……。

 

 

あはは、私的物停め放題。

 

 

あくまでも、駐車場として利用したいのだろうか?

この黄色い車止めもなかなか頑固そう。

 

 

(たぶん)曳舟駅前のマッサージ屋さん。¥2900は、安すぎてかえってひいてしまう。

マッサージの相場は10分¥1000。

新宿の「活力館」がおすすめ。かなり、本格的。24時間、年中無休。

 

 

曳舟の歓楽街。にぎわいは玉の井とあまり変わらない。

 

 

うーん、コーヒーつきは分かるが、カラオケまでついてくるとは……。

カレー¥500は納得、炒飯、焼きそば¥500はちょっと高い。

 

 

飲み屋だったかな?

出っ張ってるビニール庇は珍しいです。

それに、出っ張ってる分、やっぱり公道でしょ?(笑)

 

 

こういうの好きだなあ、ゴミ一歩手前というところにはアートがありますよ。

 

 

なんと、東部電鉄の高架下に歯医者さんが。歯を削っていて揺れないのかなあ。

 

 

高架下はけっこういろんな店が入っているようだった。

ここは、ステーキやとんかつをランチタイムに出す喫茶店?

 

 

おお、動物病院。

玉の井にはなかったぞ(笑)

この看板、なかなかしゃれていると思いました。

 

 

下町、田舎の特に人家では、境界が不明な建て方がされることが多い。

どこまでが、岩田ビルなんでしょう?

 

 

また、曳舟の歓楽街。昭和ですなあ。

 

 

これはスナックらしい。

変わった作りの建物だったのですかさずカメラに収めた。

屋根と庇の具合が何ともいえませんな。

 

 

スナックのママさんの誕生日か何かだろうけど、高級な蘭が届いてもこういうことになってしまうのですよ。

ぼくの友だちが水商売をしていたので、玄関に届いても立ち枯れさせてしまうのだそうです。

 

 

うん、やっぱり変わった屋根と庇。キュビズム建築の仲間に入れてもいいかも。

 

 

これが何か分かりますか?

 

 

保育園の駐輪場なのでした。

前にも後ろにも子どもを乗せ、買い物袋も乗せてママチャリを漕いでいるお母さんをみると応援したくなりますよ。

 

 

中古の洗濯機、冷蔵庫を直して売っている店です。 

もって帰れないけど、一台冷蔵庫が欲しいと思いました(笑)。

 

 

右は、「てるてるぼうず」です。

またもや、境界問題が生まれそう。

 

 

二階から始まって屋上へ出る階段。

高所恐怖症のぼくはいやです(笑)。

 

 

またもや公明党、じゃなくって、

なかなかしゃれた窓の桟です。

 

 

鉄道の枕木のような無骨な木材でできている塀。

こういうのいいなあ。

 

 

スナック亜紀です。

 

 

どっちの扉から入るんでしょう?

 

 

幾何学模様がちょっと楽しい物件。

 

 

亜紀の二階部。エアコンの室外機が死んでます。今は二階は使っていないのでしょう。

昔はビニールを貼った看板があって、別の商売をしていたと思います。

 

 

ここにもワイヤーロックが。鍵がないと外せません。

それにつけても、この器用に高い低いを調節した台のようなものは何なのでしょうね。

右の奥の台も同じく。

 

 

先ほどのお宅の二階バルコニー部分。ここに台が……、

洗濯物干せないですよ。

 

 

改めて台を接近して撮りました。足を上手くそろえて切ってありますね。

 

 

ダイヤルロックのようでした。

緑が映えてなんかかわいい。

 

 

右奥の台です。下のすのこのような木の板に上手く乗っかってます。

 

結局これらの台は正体分からず……。

 

 

偶然見つけたリサイクルショップ。

軟式野球のボールが¥100だったので買おうと思ったのですが、店の人、留守でした。

店内にはけっこう高そうなものもあったのに……。

 

下町で見つけたINAKAでありました。

 

 

ね、トランクごろごろ転がしていっても見つからないと思いませんか?

自転車には鍵がかかっているようでしたが。

ブルゾンを引っかけて何食わぬ顔で立ち去るのできましたよ(笑)

 

さて、ちょっと離れたところに……

 

 

なんと哲学的なというかプラトン的なというか、すごい名前の不動産屋。

下町といえど、侮れないなあと思った次第です。

 

 


昭和建築学会 第86回 神戸東京12日間 その15 曳舟1

2015年01月27日 | 建築

曳舟も東向島ではあり、電車で2駅。歩くのもしんどくなってきたので、電車に乗った。

昼間は、都会の駅とは思えないほど人がいなかった。

 

戦争のとき、玉の井は焼けたのだそうだ。

そうして焼き出された人たちは曳舟の一画の鳩の街にまた店を出したとのことである。

鳩の街に思いをはせての小旅行なのである。期待はしないけどね。

 

 

関係ないが東部電鉄の駅のトイレ。JRのトイレなんかよりずっときれい。

 

 

浅草の商店街の広告。

レトロなつもりだろうけど、風俗店のHPのイラストみたい(笑)

 

さて、曳舟に着いた。

 

 

おっと、いきなり角物件ですな。

関係ないですが、この歩行者専用の標識、妖怪人間ベムが幼女を連れているように見える(笑)

 

カメラをひいてみました。

 

 

まごうことなき、角物件。

建物の方は、ちょっとカミソリ建築というには幅がありすぎますね。

しかし、おもしろい作りの建物です。

 

 

はてー?

これは何の写真だっけ。

左にステンドグラスが写っているし、しかし正体不明。

 

 

ほとんどやる気のない、車止めコーン。

下町だなあ。

 

 

鍵がかかったままのワイヤーロック。なんか間抜けな忘れ物ですね。

 

 

こくほ内科 国保内科……、共済組合の人はお断りなのだろうか?

 

 

でました。おなじみ、二台しか停められないパーキング。

 

 

これはぼくの好きな物件。

玄関に、かなり使いこなされた手すりつき。

 

しかし、近所には……

 

 

(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

地震、津波はやだなあ。

 

しばらく、写真をよくみてください。

 

 

うーん、竜安寺石庭みたいにほうきで掃いてあるんですがその徹底ぶり。

この砂の渦の中に入れませんでしたよ(笑)

 

 

たぶん、毎朝ここでラジオ体操をするんでしょう。台が設けてありました。

そのあと、掃除するのかな。老人会の人たちが……。

 

 

なにげに、阿部定タイプも発見。切り口(笑)にかぶせものがしてある徹底ぶりです。

 

 

みんなで仲良く遊ぶのはいいけど、この男の子と女の子、たばこ吸ってるみたいに見えますが(笑)

 

場所を変えますね。

 

 

これは、パーキングネタではなく、最近建てられた建築でもぼくのお気に入りに入る建築です。

ちょっとだけ、キュビズム建築風。

 

 

アールがありました(笑)。曳舟だけに、ドキリですよ。

 

 

遠目にも、近目にも、材木屋さん。しかし、材木がずいぶん古びてるんですけど……。

 

 

材木屋さんの右の方の庇。

左の腕木、ないのでしょうか?

それにしても何のための庇なのでしょう?

 

 

材木屋さん中央部。

材木のたてかけかたがなんかおざなりですよ。

それに、やはりだいぶ古いです、この木。

 

 

さっきのすぐ右隣。

波形トタン錆びてるし、扉のトタンも痛んでいるよう。

 

 

材木屋さん最右部。やっぱり廃業してるのかなあ?

ぼくとしては二つの建物をつないでいる波形トタンが斜になっているところに萌えるんですが。

 

 

最左部。

初めてみたけど、木材を立てかけておくのは、こんな腕木みたいなものをこしらえて立てかけるのですね。

公明党のポスターが……。

 

 

アップ。なかなかしっかり作ってあるじゃないですか。

感心しましたよ。

 

 

とはいうものの、あまりしっかり作ってないところも発見。

ぼくは懲りませんね。

 

 

廃業しちゃったの? ほんとうに?

 

 

あー、廃業は本当みたい。雨樋が途中でおれちゃってて、水がじゃぼじゃぼ建物にかかるようになってる。

緑の苔まで生えちゃってますね。

 

 

いっときは、材木置き場と事務所の建物の補強をしたのでしょうか。

ぼくとしては、こういうのみると萌えます。

 

 

ドア、らしきもの。波形トタン使ってますよ。

自分ちの木材使えばいいのに……。

 

(つづく)

 

 


昭和建築学会 第85回 神戸東京12日間 その14 東向島9(最終回)

2015年01月27日 | 建築

東向島(玉の井)も今回が最後。名残惜しいけど、また東京に赴いたら撮りにいきます。

 

 

モダンアートですなあ。塗料が垂れているのが何とも言えない。

 

 

これはなにゆえ撮ったのだっけ?

窓が極端に少ない。

以前は、左隣に建築物がありそのあとからこの建物を建てたのでしょう。

 

 

郵便受けがかわいい(^-^)

鉢植えも(^-^)

 

 

現役のたばこ屋さん。最近は見かけなくなりましたねえ。

Peaceの箱が……。

 

 

なんと缶ピーが摘んでありますぞ。

 

 

HOPEがある。下町のおっちゃんはきついたばこを吸うのでしょう。

 

 

ヤンキー系の角物件発見。

ヤンキー系なら、猫よけのペットボトル置くな(笑)

 

 

「虎の尻尾が見えたら近付かないで下さい」

ヤンキー系なのに、ちゃんと敬語を使ってますね(笑)

 

 

うん、屋根のところがキュビズム建築。

いいですなあ。

 

 

で、この黄色い建物は、物置か何かなのでしょうか?

 

 

◎曲がり角

◎注意せよ

◎ぶつけるな

 

車には厳しいようです。歩行者なら、まあぶつかることないでしょう。

 

 

波形トタンの美麗物件。

階段部がビニールの波形トタンで覆われているのがナイスですね。

 

 

アールのある建物を見ると、玉の井という土地柄、どきっとしました。

 

 

う~ん……。

 

 

車止めの赤いコーン(正式にはなんと言うのでしょう)が、特に意味もなく置いてありました。

この道に敷かれた板の印として?

 

 

まあ、さすがに元カフェーとは言わないけど、東向島にはところどころに色鮮やかな建築物があるのです。

そのたびにどきっとしました。

 

 

これも角物件の美麗物件。クリーニング屋さんのようです。

 

 

野暮なことは言いませんが、庇が公道へはみ出ています。

 

東向島の駅に向かいます。

 

 

これも解放区になるのかな?

 

 

高架下は、どうしても駐車場にしたいようでした。

 

 

特にどうってことないけどお気に入りのポップな1枚。

人がいるのがなにやら趣が。

 

 

VOWねたです。

「高橋は着物店」

「高橋履物店」

 

 

東向島であるものの、駅前には立派なマンションが。

 

 

うぉー、蛍光灯がつくぞ。

 

 

郵便受けの梱包作品。

 

 

キリコ物件&キュビズム建築。

 

 

奥の建物、廃屋のようだけど痛々しいですね。

 

 

送水口、ぎりぎりに設けましたね。左右双方からコンクリートで支えあっているのが微笑ましいです。

 

 

ヘアサロンだったかな? 波形建材はこころ惹かれますよ(笑)

 

 

これは有名なトマソン。空のベンチに人影特に頭部の影が写っているというもの。

都会じゃないとこのトマソンは見られないのですよ。

 

電車に乗って曳舟へ移りました。歩いても行けたけど、かなり疲れていたので(^^;

 

 

 


昭和建築学会 第84回 神戸東京12日間 その13 東向島8

2015年01月27日 | 建築

ちょっと廃屋12にこだわりすぎたようです。

少し歩きましょう。

 

まず、びっくりの物件を。

 

 

売り物かどうなのか知れませんが、ステンドグラスがウインドウに展示してありました。

これはまごうことなき、遊郭(カフェー)に使われていたものでしょう。

買うとなったら(笑)、かなりお高いと思いますよ。

 

 

まだ、わりと新しめの家なのに、チラシが突っ込まれたままに。知事選のチラシを確認。

 

 

はて、これは何だったっけ?

たぶん、戸が縦に観音開き(?)になるのではないでしょうか。

それにしても、横から充分侵入できそうな戸ですな。

 

 

これももと金属関係の町工場ですね。

二階の手すりがちょっとおしゃれ。

それより、枠だけになった庇があわれを誘います。

 

 

これも、金属関係の町工場。

「金属株式会」

うーん、金属加工は表向きで、何かアンダーグラウンドな商売をしているような……。

 

 

ファニーフェイスの郵便入れ。

早く回覧回そうね。

 

 

これは、特におもしろくないかも知れないけど、ぼくの好みの建造物です。

 

 

おお、路上にパイプが。給水管でしょうか。

 

 

波形トタンゆえ、ゆったりと曲がった作りになっています。

というか、左の歩道のようなところ、なんか奢っておりますぞ。

まっすぐにすべきですよ。

 

 

うーん、その歩道のようなもの。

舗道上に植木がある。なんか間違ってるなあ。

自動車、自転車の違法駐車、違法駐輪を避けるため?

 

 

そんな中、丸坊主になって反省している植木が。

しかし、アスファルトのところから力強く伸びています。

 

 

懲りずに、キリコ物件です。

 

 

二階に取り付けられたエアコン室外機。

なんか、孤独の影が漂っていますよ。

 

 

前も言ったけど、玉の井名物袋小路。

「ぬけられます」と書いていたのはそれなりに理由があるんですね。

 

 

少々分かりづらいですが、二階部が全体的にせり出している建物。

増築のとき、こうなったのでしょうか?

 

 

これぞ、トマソン!

何のためのコンクリートの出っ張りなのか、まったく正体不明です。

 

 

おー、またこのような戸袋が。でもここは一階部ですね。

 

 

これもまた、波形トタンの曲線美。

色がきれいですね。

 

 

何とも思われないかもしれませんが……、降った雨が中央のブロックのくぼみを流れるようになってるんです。

側溝を作れるほど、道が広くないんでしょう。

 

 

一般のお宅だけど、このアーチと屋根の部分の装飾、昔あった秘○館を思い出しました。

 

 

すごーくスマートにまとめた角物件。

夜、足元に気をつけて下さいね。

 

 

舗装されていない土道。下町にはまだあるんですねえ。ちょっと感動。

 

 

「まゆみ」「ゆめの国」……、キャバクラじゃないですよ。書道塾です。

 

 

解放区。舗装されていないのが普通ですよ。

 

 

この細長いところも含めて解放区。おそらく私道だったのでしょう。隣は駐車場のようです。

 

 

なんか、変だ、というわけで写真を撮りました。しましまのテープに立てかけてあるのでしょうか。

隣の波形トタンも気になる。

 

 

うーん、波形トタンと形状が似ているだけに……。

 

 

なんだ! 風呂のふたじゃないか。しかし、道路側に倒れてこないのでしょうか?

 

 

ゴミ回収場としては、ずいぶん立派な作り。

しかし、狭そう……。

 

 

まあ、東向島(玉の井)の盛り場、今はこんなものですよ。

夜になると変わるのかも。

立ちんぼが立ったりとかね(笑)

 

 

うーん、怪しいなあ。もとカフェを改築した感じ。

 

 

メニューだそうです。なるほど大衆的ですな。

おつまみは、あたりめとかピーナツでしょう。

 

 

同じ店。何を梱包してあるんでしょう?

蝋細工のメニューとか(笑)

 

 

別の店。スナック、しかしもう廃業してるようですね。

 

 

おお、「車ぬけられません」。人ならば「ぬけられます」となるのでしょうか?

見事な角物件ですね。


昭和建築学会 第83回 神戸東京12日間 その12 東向島7

2015年01月27日 | 建築

廃屋2に移りましょう。

 

 

廃屋とはいえ、きれいなもんですね。

この白いところも、原爆タイプでしょうか?

 

 

ね、きれいでしょう?

屋根の上の方、キュビズム建築となっています。

 

 

廃屋2全貌。

きれいな割には、小さい物件です。

エアコンの室外機が二つもあってもったいないな。

 

 

やはり町工場のようですね。

現役に見えるんですよ、この写真だと。

インターホンなど新しいし。

 

 

廃屋2の横の空き地(解放区とは反対側)。

堂々とトラックが止まってますね。

自転車に乗るぼくは、歩道駐車ほど迷惑なものはないんですけど。

 

 

廃屋2裏手の方です。

モダンアート風?

 

 

乗っける板がなくなった棚。

平凡なトマソンですな。

 

 

あれ、人が住んでいるのかな?

洗剤が置いてあるのが見えますけど。

竹の棒がいっけん雨樋に見せておいてアートですな。 

 

 

ちょっと方角不明(汗)

 

 

向こうに見えるのは、廃屋1です。解放区があって、駐車止めの白い柵までついていますが、

これって税金で作ったのでしょう?

 

 

解放区の外に停めた自転車。

 

 

左に見えるのが廃屋2。

案外見通しいいですよ。

廃屋を早く解体してしまいたいという、墨田区の魂胆が見えそう。

 

 

ちょっと逆戻りして、廃屋1と解放区の間。

白い柵と、赤い車止めで包囲されているのですが……、ここも解放区と言えるのでしょうか?

家の荒れ具合とこの整地されたスペースの対比がなにやら訳ありそう。

 

 

廃屋1のほうから廃屋2を撮る。

前も言ったけど、解放区の中は整地され舗装されてるんですよね。

 

 

解放区の一部。

全部が舗装されているわけでもない。

このおじさんにチョキを出したら、必ず勝ちます。ドラえもんなら必ず負けます。

 

 

廃屋2。

このおざなりな針金のくくり具合、やっぱり廃屋ですなあ。

 

 

廃屋の証拠。しかし、この写真を撮ったのは26年12月だったんだけどなあ。

 

とにかく、廃屋二軒にはさまれた解放区があり、図で楕円で書いた外は道路になってました。

区としては、早く整地したいところじゃないでしょうか。

 

しかし廃屋1にあった遊郭疑惑は捨てられないですねえ。

 

 

 


昭和建築学会 第82回 神戸東京12日間 その11 東向島6

2015年01月22日 | 建築

解放区を隔ててある、二つの廃屋を観察していた。

で、この二軒は道路にはさまれ、孤立状態になっているのであった。(図)

 

 

廃屋1の表の方に回ってみた。前回、ちらっとだけ市松模様のタイルが見えた方である。

 

 

むむむ、この戸袋……。

緑のホース状(?)なのは、何でしょうか? エアコンの排水ホース?

 

 

戸袋アップ。土台のコンクリートに貼り付けられているのが分かります。

普通の民家が、このような意匠を必要としたのでしょうか?

 

 

緑色のものは、巻き取り式のビニールひさしでありました。

 

 

この戸袋にして、派手な市松模様のタイル……、うーんもと遊郭とか水商売関係?

 

 

入口らしきところ、(左の方)の横っちょになにやらありました。

もう1枚。

 

 

なにやら、です。街灯跡か、玄関ベルの跡かな?

 

こういう大物を観察していると、小さなものは見落としがちですが、

 

 

ひさしのところにあった金具です。巻き取り式のビニールひさしを支えていたのでしょうか?

この頑丈さ、ただ者じゃありませんな。

 

 

屋根には旧式のテレビのアンテナ。

うん、パラボラアンテナはBS専用だったのでしょう。地デジ移行のときには、もう人は住まなくなっていた?

 

 

郵便受け。

回覧板の分厚いファイルが入ったままに。

うん、ご近所づきあいはあったのでしょうね。

 

 

前回も少し触れた、空のリール。

モダンアートのように路上に立っていました。

 

 

これも前回見ましたね。

赤い鉄の箱と、ころのついた黄色い台車のようなもの。

 

やっぱり下町の工場か何かとして、この建物は最期となったのでしょう。

 

 

廃屋1の裏の戸。

なんでもないところに、こんなアールが!

レトロですなあ。

 

 

そういえば、上中下と別れていて、上中とガラス張りなのも、

なにやら意味ありげな。

 

 

軒下には、このような細かい細工が……。

 

 

ふたたび、裏手から二階部。ちょいキュビズム建築なんですね。

 

 

一階部を窓越しに撮影。カメラやカメラマンの腕がじゃなく、

ガラスではなく、曇った厚いプラスチックのようなものが窓にはめられていたんです。

ちょっとお見苦しいの許して下され。

 

廃屋2にいくまえに。

近くで見つけたアート。

 

 

このフタバマークの造型、

DQNアート

呼びたいと思います。

 

ヒップホップ調の落書きなら、

DQNアート

にならないけど、すごい場末に放送禁止用語をスプレーで書いたようなのは典型的な、

DQNアート

 

一度、アップロードします。


昭和建築学会 第81回 神戸東京12日間 その10 東向島5

2015年01月22日 | 建築

私が、街中を撮影しながら歩くとき、心がけていることがある。

それは、分かれ道や四つ辻に立ったとき、どちらに行こうかと迷う、そんなときには

できるだけビンボーそうな方へ行く

ということを心がけているということである。

 

おかげで、都会なのに舗装されていない道に行ってしまったり、人家の真ん中の袋小路、行き止まりに迷い込んだりしてしまうことも多い。

それに、「あれ、さっき来たところじゃないか」ということもある。

 

おもしろくない物件は、少なくともバブル以降に建てられた、今風の住宅(近くに寄ってみると案外発見もあるけど)、

おもしろい物件は、昭和30年代ころに建てられたモルタル建築。

純木造建築には、古いも新しいもなく、惹かれてしまう。

 

さて、今回もそういう中で見つけた物件を紹介。

まず、見取り図を見て欲しい。

 

おおざっぱな図で申し訳ないが、このような一画があった。

楕円の外は道路で、ここだけ開発から取り残されているのである。

解放区と書いたのは、駐車場にすらなっていない、

緑のフェンスを張られた更地で、私が勝手に用いだした言葉である。

 

廃屋1も廃屋2も、すごく小さく、解放区が広々としていた。土地の持ち主は、税金対策をどうしてるんだろう?

 

まず、廃屋1のほうから見ていきたい。こっちの方が、つっこみどころ満載だった(笑)

 

 

外観。パラボラアンテナがついてるから、人は住んでるということに、今さらになって気づいた。

しかし、一階部はまったく使われていないようだった。

 

左端に写っているフェンスが、解放区のフェンスである。

右にちょっと写っているようにここの道、五叉路、六叉路(?)と、昔の道筋の面影を残していた。

 

 

まずは、原爆タイプにして、キュビズム建築。

きれいに白く塗られてますね。やっぱり人が住んでいるんでしょう。

 

 

別方向から、原爆タイプ-キュビズム建築に寄って見ました。

無用窓のトマソンもあり、きれいだな……。

 

 

もといた道路の方に戻って、意外なものを発見。

この千鳥格子のタイル、元遊郭のにおいがぷんぷん。

 

 

ね、こんな感じですよ。

 

 

もう1枚。

 

 

解放区を撮ってみました。

整地もされていて、きれいですね。もともとは駐車場にしてたんでしょうか?

 

廃屋1の核心に迫ってゆきます。

 

 

あー、二階部、植木鉢現役っぽいですね。やっぱり二階には人が住んでます。

住人の方、すみませんm(_ _)mペコリ。

 

で、この写真。

もとは、下町の工場かなにかだったのでしょうか?

右端の赤い鉄の箱、ころのついた黄色いもの、それっぽいですね。

 

木のすのこ(?)は、フォークリフトを使うときのものじゃないかな。

 

投げやりな感じで、青いビニール紐で縛ってあるあたり、この一階部はすでに閉鎖・廃業されているようです。

 

 

ビニールひさしが、それとなくキュビズムとなっている……。

 

本当に

「がたぴし」

という音を上げそうな、扉や窓たち。

 

左端の、空のリールは何かの工業製品の原料が巻き付けてあったのでしょう。

 

 

やっぱり鮮やかなブルー、というか、この鮮やかさに惹かれてカメラを最初向けたんです。

電気メーターの傾いているあたり、演歌ですよこれは。

 

中央、波形トタンが屋根になってますけど、勾配が急なのも波形トタンゆえですね。

 

 

二階部。パラボラアンテナは確かにありますが、ベランダ荒れてますね。

荒れてる庭園を象徴するように、アロエが育っています。

う~ん、やっぱり二階部も廃屋?

 

 

さっきの二階部の右の方へ移りました。

ブルーのトタンで閉鎖されてるから、やっぱり廃屋でしょうね。

 

外壁に、ちょっとずれて、木板をはめ込んである窓、なんかかわいい……。

 

いったん、廃屋1を外れますね。

 

 

解放区です。

 

 

フェンス越しの、廃屋2。遠くからでも原爆タイプが分かります。

 

いったんアップします。

 

 

 

 


昭和建築学会 第80回 神戸東京12日間 その9 東向島4

2015年01月21日 | 建築

ぼく的にはすてきなお家。

 

 

汲み取り式トイレの換気口があるし、二階の屋根にエアコンの室外機があるし、一階右のトタンの破れ方など、つっこみどころ満載。

 

 

ブロック壁が、材木で継いであります。

 

 

二階の汲み取り式トイレの網戸が……。

 

 

汲み取り式トイレの換気口、しみじみ昭和ですなあ。

 

 

先のお家の一階右手の方。まるで、ペインティングアートです。よくできた抽象画。

ライトブルーは何なのか見てくるのを忘れました。

 

 

赤錆びた扉にしか見えないとお思いかも知れませんが……、

 

 

なんと、地縛霊が写ってる(?)

 

 

先の戸の右側です。郵便入れなのでしょうか?

 

 

建物二階部。窓に取り付けるエアコンがありますよ。可動でしょうか?

 

さて、違う物件に……。

こんな芸術作品が街中にいきなり……。

 

 

やっぱりところどころで見かける鮮やかな建物。ここは大阪でしょうか?

 

 

奈々というカラオケスナックであることは分かるのですが、窓が全然ないというのもちょっと怖い。

 

 

時給、¥1300~ ですか……、うーん安いような。20才の女子なら勤めないと思いますが。

それにしても、もとはきっちりした看板まで作っていたのに、風化しちゃって惜しいですね。

 

 

張り紙アップ。

 

 

ひいて、シャッターが閉まったままの入口。

 

 

営業中、の札がかかっています。

 

 

あんどんもしっかりしたもの。

栄枯盛衰、昔は流行っていたのでしょう。

 

 

雨樋が錆びて破れちゃったので一升瓶が差し込んであります。

なんか、店が傾いてきたころこんなことをしたんだろうなと思いますよ。

 

 

二階部。ん?

 

 

この戸袋の装飾、もと遊郭のものじゃないのかな?

遊郭が、カラオケスナックに転身。ありそうですね。

 

場所はかわって……、

 

 

三河屋さん。

しかし、磯野気に出入りするのは酒屋さんですよ、ここは飲み屋さんのようですね。

 

 

20分100円! これは高すぎる。

 

公園がありました。

 

 

一見、解放区なのですが、これはそうじゃなくって猫が砂場に糞をするので、猫よけのネットです。

 

 

ベンチですらない。

カップルが並んで座れないですよ。

 

小さな、小さな公園でありました。

 

 

 

 

 


昭和建築学会 第79回 神戸東京12日間 その8 東向島3

2015年01月21日 | 建築

東向島、続けていきましょう。

 

東向島でINAKAを見つけました。

 

 

主に漬け物を売っているようでした。もちろん無人。今は、INAKAはしっかりしていて、道の駅にお百姓さんが野菜を出品するんですが。

 

 

うーん、下町とはいえ都会。ここも、道の駅みたいなのを目指しているのかも。

 

なんで? というようなアートした鉄筋の住居を見つけました。

 

 

迷彩柄にしたかったのでしょうか? それとも壁面に風景画を描いたつもりかな……。

 

 

建物の構成もただものじゃありませんぞ。

 

 

うん、この排気管しっくりとなじんでいていいですな。

 

 

おなじみ、キリコ物件にして、新カテゴリのキュビズム建築。

 

 

まえも書いたけど、下町には共産党と公明党がしっくりきますなあ。

 

 

角物件。無難に収まってます。傘大事にしましょうね。

 

 

まえも紹介したけど、「立ちんぼ禁止」のポスター。

堂々と「玉の井」と書かれていて、説得力があります。

 

 

うむ、ただのキリコ物件ですね。しかし、好きなんですよぼくは。

 

 

目新しい建物たち。けど、ここで袋小路。

 

 

プラスチックの洗面器で雨水を受け、洗面器が飛んでゆかないように石で重み。

いやあ、ニッポンのビンボーですなあ。

 

 

カミソリ建築、にしてはちょっと太めかな?

 

 

なんか、全体に変な作りです。色もケバイし。

おばあちゃん、お疲れさまです。

 

 

¥100パーキングと¥200パーキング(昼間)。

こんな下町で停める人いるのかな。月極にしたほうがいいんじゃないかなあ。

ともかく、税金対策の駐車場経営ですね。

 

 

犬矢来風の柵。この鉄の柵は、もとはお店の軒でビニールが貼られていたものじゃないでしょうか。

ビンボーですけどリサイクルはいいことですよ。

 

 

これも、いきなり現れたど派手な建物。

また、公明党……。

 

 

袋小路の行き止まり。

詳しく撮らなかったけど、道の右手の鉄骨、なにやらおもしろそう……。

 

 

まえも書いたけど、このような木の扉は必ずや(?)平行四辺形に変形しますね。

石で支えてありますね。開閉のときはうんと持ち上げる感じで開け閉めするのだと思います。

 

 

なにゆえに、消化器の上にブーツが?

ここから身投げしたのでしょうか?(笑)

なんか、アートだなあ……。

 

 

子守柿がありました。ときは十二月上旬。

 

 

ちょっと出入りするには低すぎる通用門。

 

いったんアップロードしますよ。

 

 

 

 

 

 


昭和建築学会 第78回 神戸東京12日間 その7 東向島2

2015年01月19日 | 建築

続けましょう、東向島。

今は、もちろん遊郭の面影はほとんどないけど、道筋は基本的に変わってないよう。

 

 

きょろきょろしながら歩いていると、突如そこが袋小路だったりする。東向島では珍しくない。

 

ありました。下町ですねえ。

 

 

まだ、ゴミ屋敷としてはたいしたことないみたい?

 

建築物の全体を撮るのを忘れたのですが、こんな造りがありました。

 

 

コンクリートの上部がこんな出っ張って大丈夫かな?

雨樋が合流しているのが微笑ましいですね。

 

 

下町には、共産党と公明党がよく似合う。

ぼくが大学時代のときもそうだったし、今の志位書記長もそうだけど、共産党員や民青同盟員はどうして肥満体型が多いのでしょうかね?

 

 

一時停止、言われなくてもしますけれど、こんな細い路地によくワゴン車が入って来れましたね。

 

 

福祉サービスの車だから、ワゴン車がいいのだろうけど、ぼくの運転の技量ではこんな路地、入れません(笑)

 

 

あるお宅の郵便受け。波形ビニールトタンが、メイドカフェのメイドさんのカチューシャのようでかわいい(笑)

ひいらぎが伸びてるのもいい味出してますな。

 

 

波形トタン建築。これからこういう建築は、

キュビズム建築

と呼ぶことにします。

 

普通の住居ですが……、

 

 

どうも、元カフェの造りに見えちゃうんですけど……。

 

 

これも、こぎれいにできた建築物で、カメラに収めておきたかったもの。

新築家屋とて捨てたものじゃないですよ。

 

 

やはり、袋小路でした。

 

 

おうおう、下町だけど玉の井だけどベンツでぃ。

 

 

波形の、トタンじゃなくって鉄板で強固なものでした。マニアとしては撮らなくては。

 

 

キリコ物件ですが、二階のエアコンの室外機から伸びるホースが上手く雨樋にくっつけてあります。

几帳面な性格の人のお家でしょう。

 

 

今度は、私有地に鳥居が。これも神社なんですかね。やっぱりお賽銭箱も設けるんでしょうか?

 

 

たぶん、よし美さんというひとが切り盛りしてる中華料理店なのでしょうか?

しかし、こういうネーミングは、スナックのネーミングと同じなんですよね(笑)。

スナックじゃなくって和風の飲み屋になると「代詩美」というような当て字になります。

 

 

ただのトマソンですが、それにしては、堂々と立っている元掲示板ですね。

 

 

二台しか停められない駐車場。しかも、月極じゃなくって、パーキング!

 

 

廃屋らしきところのインターホンです。ここまでしなくっても……。

 

 

二階から始まって三階へ至る階段。

高所恐怖症のぼくはむずむずしてしまいました。

 

 

木の扉。どうこう言わないですけど、この手の扉はたいてい平行四辺形にゆがんじゃうんです。

 

 

角物件にして、カミソリ建築!

元写真屋さんだったのでしょうか?

壁の古びた感じ、いいなあ。

 

 

よく、看板の字を徐々に削るこの手のいたずらは中高生がするものですが、これは地上数メートルの標識。

区議会議員さん、何とかして!

 

同じところに、こういう一連の医療関係の建物がありました。

 

 

その昔は、玉の井の女性は定期的にここで性病検査を受けていたのじゃないかなあと邪推して、

ひとまず、おしまい。まだまだ、続きますよ。

 

 

 

 

 

 


昭和建築学会 第77回 神戸東京12日間 その6 東向島1

2015年01月19日 | 建築

さてさて、いよいよ念願の東向島(旧玉の井)である。

ただ、玉の井は戦災で焼けているので、あまり期待はしていなかった。

 

まずは一枚。これは、東向島でないところで撮ったのだと思うが、場所は不明。

 

 

なんと、「更正庵」おそば屋さんではあるのだが、元獄中の人が勤めてるんでしょうか?

社会復帰、がんばってください!

 

東向島の駅にて3枚。

 

 

まあ、スロープと手すりがついてるのですが、手すりは後からつけたのでしょうか?

 

 

横から見たところ。使われていないスペースが……。

ちなみに、包囲されていて使われていない(使われることを拒否している)スペースを、これからは、

解放区

と呼びますね。

 

 

うーん、スロープと手すりがつくまえは、自販機があったのでしょうかね。

 

いざ街中へ。といっても、普通の下町です。

 

 

「お~いお茶」が¥140! 迷わず買いました(笑) 今どき¥160とる自販機もありますからね。

ぼくはくちが乾きやすいので、常にドリンク持参じゃないとだめなんです。

 

 

民主党から、「木村たけつか」さんが出馬。「キムタケ」というのだそうですが、

「キムタケ」ってちょっとエッチっぽいネーミングですね(謎)。

キムタケさんをもう1枚。

 

 

わー、フェンスに覆われている!がんばれ、キムタケさん!

(ちなみに、キムタケさんは小選挙区でも比例区でも落選したそうです。次は、がんばって欲しいなあ)

 

 

何のことはない、鉄筋の建物に足場が組んであるのですが、黄色い車止めがあるせいで、

ブルーのポールが公道へ出てますよ。

 

 

ちょっと唸りました。普通の民家に見えるのですが、このレトロな幾何学模様、旧遊郭のものじゃ?

 

 

懲りずに波形トタン建築。キリコ物件を超えてますな。

 

 

ひさしの部分。こうなるとキュビズム建築(笑)

 

 

こんな変な建造物(?)がありました。下は駐禁みたいだし、トタンで覆われた部分何なのでしょう?

 

 

角物件。

 

スマートに、赤い二本のポールがあります。

 

 

角物件。

こちらはあまりスマートじゃなく、曲げた鉄板を塀に埋め込んであります。

 

車庫なんですけれど……、

 

 

違うのかな?すぐ二階になっていてベランダがあります。

 

 

あれ、横にはアルミサッシの出入口が。元商店にしては、全面がシャッターですべてふさがれてますね。

 

少し、移動します。これは小学校の正門前の掲示板です。

 

 

ちょっとわかりにくいので、違う場所で撮った同じポスターをアップ。

 

 

さすが、玉の井。今でも客引きとか街娼がいるんだ……。

ちなみに、店舗型のエッチなパブとかキャバクラはこの辺にはありません。

やっぱり、ナニを露骨に勧誘する客引きがあるのでしょう。

 

少し、移動。

 

 

私有地のなかのお地蔵様です。いやありがたい、ありがたい。

 

この辺の商店街の街灯はこんなのです。

 

 

また、移動。くどいと申されようが、キリコ物件(笑)。

 

 

これは普通の建築ですけど、狭い土地を上手く活用したしゃれた(?)つくりには、思わずかめらをむけたくなります。

 

 

 

のんきそうなにゃんこ。平日の東向島はこんな写真を撮りたくなるようなのどかな町なんです。

 

 

空中物干し。物干しは空中にあるものですが、もはや干されるものもなく、

しかし結構頑丈に、木造建築の上に乗っかってます。

それにしても、燃料タンクと排気口真新しくて物々しくて目新しいですね。

 

 

ここにも、無用物干しが。

コインランドリーと自販機、隣は銭湯だったかな?

 

 

まずまず、東向島第1回です。またお楽しみを。

 

 

 


昭和建築学会 第76回 神戸東京12日間 その5 小ネタ

2015年01月15日 | 建築

築地にいったあと、どこに行ったのかというとちょっとした用があって新橋方面にいった。

 

立ち寄ったというところ。

ガード下です。

 

 

物件としては新しいけど、それゆえかなり浮いてるアールでしたね。

この少し前に汐留でデ・キリコ展を見たばかりなので、キリコの形而上絵画を彷彿とさせる物件でした。

 

 

もはや、「トマソンってなんでぃ?」とけんか売られているような物件。

何回にもわたって塗り込められた入口(門?)です。

 

この辺になると、ヒップホップ系の落書きもスゲーへたくそですね。

 

そんなことより、「歩道」と書かれた標識、この標識は初めて見ました。

道路標示からすると導流帯だけど、描き直す予算がないので標識で誤魔化したってところでしょうか?

 

そういう、公務員のビンボーと手抜きが街をどんどんカオスにしてゆくんです。

がんばれ、行政くん!

 

 

こちらはまあ、健全に営業しているようでした。

それだけでつまらないです。

 

人が……

 

消えた!

 

ただ、連写しただけですが(笑)

 

投げやりなアーチの塗り込め方と、赤い塗料の投げやりな塗り方、昭和ですねえ。

でも、なにゆえに赤ペンキなのでしょう?

赤れんがからの連想?

 

場所を移動しますね。

 

 

本当ならば、レトロなアーチとして、観光資源化できるはずなんです。

餃子の王将ならどうしようもないですね。

 

神戸市ならば、見事観光スポットに仕立て上げたでしょう。

今日は、2015/01/15 阪神淡路大震災もまもなく20年を迎えます。

 

昔は、JR神戸駅のあたりなど、とんでもない場末で、女性が一人で歩くのが怖いようなところでした。

今は見事再開発されてます。

元の、JR神戸駅を知らない人の方が多いことでしょう。

 

帰途につきます。

 

 

先日、赤瀬川原平さんの梱包アートを見た後なので、一枚。

なんとお店が梱包されていますね。

梱包資材屋さんを梱包する……、アートだなあ。

 

 

何気なく通るつもりでした。

けど何のための、アンチスロープ?

まあ、開店の時にはここにあんどんを出すのでしょう。

 

 

定礎の下には赤いべべが……。

定礎の梱包、これも存在感がありますね。

 

 

先ほどの、アンチスロープのところにトマソンをみっけ。

 

すごくもったいないスペースになりはててますけど、工事費もバカにならないのでしょう。

ビンボーが芸術を創る!

 

がんばれ、日本のビンボー! アンチ安倍政権!(笑)

 

 


昭和建築学会 第76回 神戸東京12日間 その4 築地その他

2015年01月15日 | 建築

私は地方に住んでいるのだが、東京に着くとまず行くのが築地である。

築地場内に「天房」という天ぷら屋さんがあり、ここの「穴子と芝エビの天丼」が感動的に旨いのである。

とまあ、関係ないことを書いてしまった。

 

築地といえばまず築地本願寺のものものしさに圧倒され、

田舎のものは市場に行かず、お寺の前で座りしょんべんしてしまうと言われている。(嘘ですけど)

 

話が築地本願寺に行く前に、これに注目。

 

 

東急ステイと呼ばれるホテルの壁面、なんと築地の一画は大阪の飛び地だったのです。

しかし、本当の大阪ならば、壁面でぴちぴち(というのか?)動く鯛の像を作ったでしょう。

大阪人というもの、これくらいじゃあ何とも思いません。

 

で、築地本願寺近辺でしたね。

普通の木造建築で、みんな築地本願寺と中央卸売市場とその関連のいいにおいの漂うお店に気をとられますが、

何か、由緒正しい木造建築がありました。

人も住んでおられるようです。

 

しかし、田舎者は、座りしょんべんも立ちしょんべんもせずアップしますね。

 

 

なかなか、立派な純木像建築……。

二回の樋の折れ曲がっているあたり、萌えますな。(謎)

 

玄関の横の方にある木戸。

 

 

ちょっと玄関より。

 

 

いちおう正門ではあるのですが、封鎖されています。

やっぱり空き家?

 

 

何気ない木の塀にときめく、私。

 

 

インターホンが……。

やっぱりお住まいのよう。被写体になっていただきありがとうございました。

 

関係あまりないですけど、よく築地の中央卸売市場は、

東京の胃袋

とメディアで言われるのですが、

じゃあ、ここで競り落とされて売られてゆく生鮮食料品って、

う○こ

ってことですか?

 

築地本願寺の塀というか柵?はこんなです。ちょっと個性的。

 

 

 

半円柱でもないんですよ。石に丸みをつけてあるのは、なにやら、仏様のあたたかいご慈悲を感じます。

 

また、脱線しますが、「ご慈悲」を古いATOKで変換しようとしたら「5時費」と出ました。

この写真を撮った数日後、私も5時費を払って、5時よりずっと早い時間から忘年会に出席していました。

 

 

冷静に受け止めましょう。これが現東京の事実なのです。

築地は、銀座まで軽く歩いて行けます。東京駅まで楽勝で歩けます。

 

 

高いのやら、安いのやら……。

 

歩いていると、角物件を見つけました。

 

 

チェーン店のラーメン屋さんと、たばこ屋さんです。

角に建てるたいへんさが分かります。

 

特にラーメン屋さんの方なんか、遠近法を無視した小学校高学年くらいの子の絵ですよ。

 

 

たばこ屋さんとラーメン屋さんの境界。

ヒップホップ系ではないなにやらアートっぽい落書きも。

 

この境界の扉も通る人を選ぶ扉ですな。

チャーシューの原料のような人には(わたしのこと)通れません。

 

 

なかなか、工夫の跡が見られるゴミ捨て禁止の木の覆いです。

箱形にすると、絶対、上にゴミをのっけるやつやからすがきます。

 

荒川修作的スロープ、

ですな。

 

築地方面、その他はとりあえずおしまい。

シリーズはまだまだ続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昭和建築学会 第75回 神戸東京12日間 その3 根岸の子規近辺

2015年01月05日 | 建築

ちょっとおいとまいたしておりました。

年末は何であんなに忙しいのでしょう?

話を続けましょう。

 

 

うーん、表札なのですが、なんと読むのでしょう? インターホンで聞けばよかった? カメラ持たすと小心者になる私なのでした。

 

 

柳生***と書いてあります。剣術の道場か何かだったのでしょうか?

3文字をつぶすことによって、道場名が表札に変わる、ちょっとした発見です。

柳生……、と書くと、小島美ゆきというエッチなお姉さんが出ていた実写版「ハレンチ学園」を思い出します(笑)。

 

その近くにあった柳生さん。こちらにお住まいなのでしょう。立派なお屋敷でした。

 

 

隣の駐車場に申し訳なさそうに立っていた柳です。

そういえば、子規の句には柳の出てくるのも少なくなかったっけ?

 

 

非常に見にくいのですが、角物件。こちらは角に玄関を設けているようです。

下に蛍光灯を持っていったら点くかな?

 

 

なにげに撮ったのですが、1枚目下に降りる階段がない!?

一種のバルコニー化してるのでしょうか。

廃アパートのようですね。場所は日暮里、こんなアパートに住んでみたいものです。

 

 

鶏頭の十四五本もありぬべし

というのは、子規晩年の代表作。戦後(だったかな)二回にわたって物議を醸した句。

 

子規庵はもちろん撮影禁止だったけど、庭ならいいだろうと思い撮ってきました。

鶏頭、これだけじゃ済まないのですよ、それが……。

 

 

子規庵出口。

文豪が住んでいたとは思えない、何とも味気ない作りになってます。

 

で、ここにまで、庭の鶏頭が伸びてきているのです。

子規はほとんど自部屋から動けない状態にあって(もちろん外出もできない)

こんな思いで、病床にいたのでしょうか、子規の生き霊(死んでるって)というか、

そういう生への執着がこのはみ出し鶏頭に見られますね。

 

 

以前から言ってますけど、ぼくは波形トタンが大好き。いろんな奇抜な形の建築を可能にするからです。

堅牢な鉄筋建築に繋がる形で波形トタン建築、そうしてキリコ物件、いいなあ。

 

異常に厳重に守られた家です。

ここまでしなくとも……、ブロック塀の方がいいのに……。

 

 

家と家との境界です。この、通行人を選ぶ(笑)扉のついた狭いスペースは、どちらのお宅のものなのでしょう?

几帳面にセメントを塗り、ここに消火栓を設けてあるのもなかなかプロフェッショナルの仕事ですな。

 

 

猫、鳩、泥棒など絶対近づけない塀。

 

 

これが、子規のエッセイにも出てくる芋坂の団子屋さんこと、羽二重団子屋さんです。

 

 

羽二重団子屋さんにて。

元は角石だったのでしょうか、この石臼。

駐禁の看板が逃げ出さないように、鎖でつながれているという徹底ぶりです。

 

 

子規庵から日暮里の駅にむかう途中で見かけたラブホ。

ごく普通の人家が続く中で、ラブホが結構ある。

 

その昔は、待合だったのでしょうか?

 

「こつこつ道場」……、これはラブホじゃなかったですね(笑)

 

最後の写真は、日暮里の駅前ですが、「HOTEL SUNNY」とあります。

ラブホじゃなくって普通のビジネスホテルであることを祈ります。

 

 

店舗型のテレクラ!

しかも、有名なリンリンハウスにして、この八十年代的な「テレクラ」のロゴ!

 

利用したことはないけど、古いもの好きにはたまりません。

 

 

パチンコ屋。関係ないけど、堂々と「~パチンコ」と名乗る店ってあるのでしょうか?

 

さて、日暮里から上野に向かいます。

 

 

上野駅前の「門」。

最初何のことやら分からず、異様なので写真を撮りました。

場所が上野だけに、夜になるとここでシャッターが降りるようです。

 

上野から浅草へ。

 

 

これは浅草駅の駅ビル(松屋といって食料品の名店街となってにぎわっているところ)の道を隔ててすぐ、

なんです。ちょっと行けば人のにぎわう雷門だし、信じられない建物でした。

 

ゆがんだ土地に無理やり沿わすようにシャッターを取り付けたものだから、

かなりゆがんだ建物となっています。

 

おまけですが、

 

 

子規庵に行った記念に芋坂の団子を二本購入。子規は、食事の後に、餡三本と焼き一本を食べたそうです。

餡はまあまあの味。焼きはみたらし団子じゃなくって醤油の味そのままの団子でした。

ともに、内税¥270。(高すぎる~)。

 

 

浅草の松屋には、銀座の木村屋の出店があるので、あんパンを購入。

写真は小倉。オリジナルの、漉し餡で桜の花の乗ったものは売り切れでした。

 

友だちが、チーズケーキ風の餡のと、うぐいす餡のがおいしいといっていたのですが、

うぐいす餡のものは、製造されていないようでした。写真は撮らなかったけどチーズケーキ餡のものも三個購入。