谷根千の道はどこまでも続きます。
込み入ってる町、坂のある町はおもしろいものの宝庫ですな。
がんばって坂道沿いに造った、「キリコ・シャッター」(笑)
坂道沿いの角物件。坂があると、必然的にキリコ物件が生まれてしまいますな。
「駐車」と言われても……。
この不気味さ、水木しげる先生の漫画に出てくる妖怪みたい(笑)
上り坂です。
造りは新しいです。
それでもやっぱりキリコ塀です。
スマートな角物件。
けど、道路標識が傾いてるんですけど……。
うーん、整地された解放区。ここまで行くとトマソンと言っていいのか、うーん。
おお、大きなお屋敷の前に、何かいわれのある高価そうな石が……。
みごとなお屋敷。扉の模様(これも欄間というのか)手が込んでますな。
これは、このお宅の御主人にとって失礼きわまりない。
「東京都選挙管理」まで、字が確認できます。ぷんぷん!
都会にいながらにして、紅葉が……、なんと贅をつくしたというか。
さて、お屋敷をあとにします。
敷地内の映像を撮影してるというので、敷地には入りませんでした。
その代わり、
煉瓦造りに誤魔化されてはいけません。
明治か大正のころにはすでにあったような、水飲み場にして洗い場、という多目的水場を発見。さすが早稲田の芋学生秀才さんの寮ですな。
話は逸れますが、わたしはかつて公立高校の教員をしていました。あるクラスの担任(女性)に、そのクラスのいちびり(関西ではお調子者というくらいの意味)が、
「先生、早稲田ですよね?」
と言ったら、その先生は、
「いいえ! 慶応ですっ!」
と言って起こったとか。幼稚舎から慶応に通ったわけでもないのに……。ちなみにその先生、校長になってゆきました。プライドだけは高かったようです。そのクラスの不登校の生徒が、退学してゆくのを他人事みたいに見ていただけなのに。
この2枚の写真、どうってことないと思われるかもしれませんが、
場所は谷根千の下町……。
とにかく目立ってなんぼ、という建築物を、
ヤンキー系
と呼ぶことにします。要は、ラブホやら結婚式場と同じ造りなのです。
私有地ですよ。赤いコーン(というのかな?)を置いてあるから、車は進入禁止と言うことでしょう。歩行者や自転車はOK、でいいのかな。
優しさにあふれた解放区ですね。
これらは、ヤンキー系とは言い難い。そのうち、下町の住宅が相続されることになり、銀行から借金をしてこのような家が建てられて行くのでしょう。お金の借り入れは、相続税対策です。
ポスターのある角物件。寄って見ましょう。
公明党と共産党には票はいれないことにしますっ!
塀沿いに、右の方へ行くと……
おお、なんとすばらしい。石を積んでできている蔵ですよ。
いいなあ。
ぼくの家にも蔵はあるんです。人はヨドコウの物置といいますけど。
さて、歩いて行くと……、何だ?
庇を支えている柱ですが、この模様は?
ステンドグラスですか?
反対側もこの通り。
なんか、あまり意味のない装飾です。耐震補強するとか、別のところにお金をかける方がいいのにね。
猫よけのすごいのを発見。こういうの、ホームセンターで買えるのかな?
ちょっと斜めに撮れてしまいましたが、左右の家の境界は確かに分かる。
けど、右の家のブロック塀の一部が左の家を防御?している。
所有権が分からない物件に出会いましたけど、仲よきことは美しきかなでしょうねえ。
「せんだぎ くらしのみち」
車はゆっくり走りなさい、の意味で亀の画?
徐行と書いた方がドライバーに分かりやすいと思いますけど。
よくみてください。いわば坂の下の方というかくぼんでるほうに、シャッターの着いたガレージらしきものがあります。
もう一度よくみてください。シャッターの前にブロックが一個。車庫入れの邪魔にならないのでしょうか。
いずれにせよ、命がけの車庫入れになりそうです。
満足稲荷と読むのでしょうか?
あってました(笑)
ここで、不自然さを感じたらあなたには神社検定三級をあげます。(そんな検定ないですよ。)
稲といえばお遣わし(メッセンジャーというか下働き)は、狐なのです。このお稲荷さんは、狛犬ですよ。
これまた立派。手を浄めるところ(専門的には何というのか知りません(泣))。
しかし、柄杓が一個もない、お稲荷さんかわいそうですよ。
と、嘆きつつまた歩きます。
廃屋? 物置?
なんと廃材の下には灯籠が!それに、この青いもの、昔の手洗い場にあったようなものと、MILKと書かれた白い箱。
下町の掃きだめでしょうかね。掃きだめに鶴とはいいますが、普通掃きだめには誰もいないのです。ぼくのような変な趣味の人間以外は。
頑丈さが唯一取り柄の角物件。しかし、目立つように鉄の板を張り、黄色いペンキが塗られています。そしてそもそも、この板を貼りつけるためにコンクリートで造作してあります。
律儀で曲がったことが大嫌い、という下町のおじさんが造作したよう。
やっぱり、共産党には票はいれませんっ!
右の方に移動。
ブロック塀が耐震補強しあるところなんかみると、やっぱり律儀な人の造作でしょう。
金子てるよし、吉良よし子、この二名、戦争反対だけど、節操も反対。あら、おやじギャグでしたね。
なにやら悲しい角物件。
黄色い阿部定タイプも見受けられます。
塀のあな、なになのか非常に気になります。
塀の補強としか言えませんが、なかなかアートになってますな。