弘法大師が修行で悟りを開いて空海と呼ばれた神明窟を終えて洞窟を出ると売店があった。ちょっと立ち寄ってみたい気があったが足の痛さが先へ急ごうと気持が切り変わってしまった。
今にして思えば残念だった。色々尋ねたい事があったから・・。
曲線の国道55号線をずり足で歩く。
左側は太平洋室戸岬海岸、右側山側、山側を歩く。
神明窟から歩いて10分ぐらいだろうか第24番最御崎寺への入口の表札があった。
入口は山の斜面にそってなだらかな人ひとり通れる幅の舗装になっている。
舗装が無くなるともう遍路道はジャングルを思わせるうっそうとした木々の緑が行く手を阻むかのようであった。
最初に出会った物があった。
「捻岩」・・・・・弘法大師が念仏を唱えて祈念し、異変をおさめたとつたえられている。
母の危難を救ったという岩。