余録

新天地

道を間違えても何とかヤッと着いた・・第13番大日寺 (24) 5/19

2006年01月02日 13時48分20秒 | お遍路さん
接待休憩所で暫しの間のんびりと・・・と言っても7~8分間の休憩をした。
フルーツと冷蔵庫から冷たい水をご馳走になって感謝、感謝だった。
休憩所を出ると外の空気はムッーと暑い。

休憩所に入って休んでいる時、ここまで来る途中ベンチで休んでいた男性が
向かい側の歩道を大日寺へ向かって歩いていく姿を見かけた。

神山温泉を出発してから4時間経過していた。
そろそろ第13番大日寺に着くだろう・・考えながら
遠くに見える人家と田園風景を見ながら舗装道路の県道を歩く。

足に大分負担がかかって歩きはもう衰えて両足の小指が踏み出す度に
ズキッ・・と痛い。
初夏の陽射しが体力の消耗が激しく加わり、汗が額から、
体の中からにじみ出て下着が肌にくっついてくる。
とにかく歩こう・・自分に勇み続けた。

道沿いから畑作業のおばさんが見えて大日寺迄どのくらいでしょうか・・尋ねた。
おばさんがもう半時ですよ!!教えてくれた。
次は車の車内で休んでいるドライバーに尋ねるともう少し先で左側ですよ・・
教えてくれた。

道を訪ねることが無く歩いて行くと駐車場があって大日寺は道路沿いに見えた。

11時頃着き、大日寺の境内に入ると遍路者は少なく二人の若者が打ち終えたらしく
ベンチで休んでいた。

この二人の若者とは明後日宿が一緒で”部屋が隣同士になる”
二人と挨拶を交わし、疲れてベンチを探してザックを下ろした。

左手に本堂、右手に太師堂があるが正面に立つ合掌した手の巨大な像が見えた。
その両手の中には小さな観音像・・”しあわせ観音”・・と名づけられている。
境内は広くなく難所を越えてきた歩き遍路に一息つかせるような
そんな落ち着いた雰囲気がある。

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