写真は2019・高知市議選
障害者のヘルパー代筆投票について話を聞いてほしいということがあり、夕方、お話を聞かせていただきました。
選挙の大原則は投票権の保障があり、秘密投票も大事な原則です。現在は下記のように投票権の保障よりも秘密投票が優先されているケースがあります。
この件はあくまでも投票する権利の保障が最優先で、秘密投票は個人の意思反映を保障するものとして存在します。
とすればその個人が誰に代理投票をしてもらうか、投票者の意思確認ができれば何の問題もないと私は考えます。速やかに公職選挙法が障害者の代筆を誰に依頼するか選択肢を増やす形で改善されることを望んでいます。
代筆投票できた!
このブログで何度かお伝えした障害者選挙権訴訟。
2013年の法改正により、それまで認められていたヘルパーによる代筆が禁じられたため、それに対して違憲訴訟を提訴している。
ところがどうだ!
2018年4月19日(木)豊中市役所第2庁舎1階で、豊中市長選・大阪府議補選・豊中市議補選の期日前投票に赴いた中田泰博氏。
着くと,パーテーションで区切られた投票所の外で,投票所入場券に期日前投票する理由などを書くように女性係員に促され「代筆しましょうか?」と尋ねられるが,中田氏は「いいです」と断る。
ヘルパーが理由などを書き終え,投票所の入口へ向かう。
投票所入場券をパソコンの前に座っている係員に手渡すと,男性係員が後ろから「代理」と言うと投票所入場券に付箋を貼り『代理』と書いた。
用紙を受け取り記入台へ行くと,男性係員は付いて来て男性係員が「ここで良いですか?」と聞き中田氏は「ダメです。この人に書かせます」と述べた。
男性係員は「はいはい」とヘルパーの代筆を認める。
さらに男性係員は,中田氏のそばにいるので、中田氏が「投票の秘密を守りたいのです」
と言うと,男性係員は少し離れた位置に移動されたという。
かくて何ら支障なく代筆投票で投票。
中田氏からその旨の連絡を受けた私は、下記の通り「弁護団声明」を発表。
この事実はNHKなどメディアにも大きく取り上げられた。
以下に弁護団声明を張り付けます。
記
「2013年の公職選挙法の改正により、代筆を事務従事者に限ったため秘密投票を守る見地から中田泰博さんは投票できないでいた。
そのため中田さんは大阪地裁に違憲訴訟を提起し現在継続中である。
その一方、中田さんは提訴後も毎回投票所に赴き自己の望む者による代筆投票を要請してきたが常に選挙管理委員会に拒否されてきた。
しかるに4月19日、中田さんは、豊中市長選・大阪府議補選・豊中市議補選の期日前投票において、公選法改正前と同様に自己の希望する者の代筆によって投票することができた。
今回、豊中市選挙管理委員会が中田さんの主張を認め、中田さんの自己の希望する者の代筆による投票の権利を認めたことは大きな意義がある。
私たちはこれを高く評価するとともに、将来においても、中田さんが自己の希望する者の代筆による投票を認めるように強く要請する。
2018年4月20日」
障害者のヘルパー代筆投票認める 公選法に反し、大阪府豊中市選管は「職員のミス」
公職選挙法で代筆を担う補助者を選挙管理委員会職員らに限定する規定があるのに、大阪府豊中市選管が、市長選、市議補選、府議豊中市選挙区補選の期日前投票で、先天性脳性まひの男性が投票した際、ヘルパーによる代筆投票を認めるミスがあったことが20日、わかった。
この男性は中田泰博さん(45)。中田さんは、一昨年夏の参院選でヘルパーによる代筆投票を市選管に認められず、投票を断念。「投票の秘密」を保障した憲法15条に違反しているとして、自ら選んだヘルパーの協力で投票する権利の確認などを国に求めて係争中だった。
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HK & Les Saltimbanks "On l�・che rien" (Japanese subtitles)あきらめないぞ! (いつの世もあきらめたらおしまい。自民党安倍政権が政治の私物化をもくろみ、国民だれでも逮捕自由自在の「なんでも秘密」法(特定秘密保護法は自由民主党が自由と民主の真逆であるのと一緒で、特定ではなく官僚が秘密と言ったら秘密になる)に反対し続けます。この歌に勇気をもらって頑張ります。)
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山下HP反核・反原発サイト、放射能情報公開、反原発の歌る権利の確認などを国に求めて係争中だった。