八尾の夜間中学校給食復活の署名活動 近鉄八尾駅
9月議会の報告号の作成にかかっています。その報告の一つが以下の保育所財産を無償譲与する議案に質問した上で反対した経過です。
公立の庄保育所の引き受け手が秀幸福祉会(ちとせ保育園、以下「ちとせ」と略)の応募しかなく、そのまま決まっていく過程は不自然そのもの。民営化に反対という基本的立場はありますが、以下の不自然な経過もあり、私は庄保育所財産をちとせ保育園に無償譲与する議案に反対しました。
私の反対理由は
①ちとせに決定までの経過があまりにも不自然なことです。ちとせは今回も含めて毎回応募してきました。過去3年間の
選考委員会での平均点は71点、74点、74点で落選してきました。
今回は6人の選考委員のうち86点が3人、87点、88点、92点がそれぞれ1人で、88点という高い平均点となりました。またこれまで引継に決定した法人の平均点は83点で、88点を超える平均点を得た法人はないことからも、今回の点数の異様さは歴然としています。
この背景にはちとせしか応募がなく、もし選考委員会が不適当と判断すれば、早急に再募集せざるを得なくなり、市内法人に限定した募集への批判と市の面目丸つぶれが必至だったことです。
なお私や保護者会は再三、市内法人に限定することなく(他市では市外も含めているのが大半)、市外も含めて多くの選択肢の中で選考すべきと指摘要望してきました。
選考委員は4年間で1人が変更になった程度で、同じメンバーが、同じ保育所に突然、高得点を与えたもので、市の立場に配慮して下駄を履かした(点数を上乗せした)と云われても仕方のないものです。
②市の姿勢があまりにも不真面目であることです。
ちとせさんは会議録にも記載されていますが、ヒヤリングで「庄保育所の保育を継承する」と言いながら「現状が把握できていない」と謙遜もあるかもしれませんが発言しています。
公立の保育を継承するというのなら、ちとせの道路向いにある庄保育所の現状を知った上で応募するのが筋ではないかとの私の質問に
津田副市長は「知らなくて当然、知っておく必要もない」と答弁しました。
市はこれまで現在の公立保育所を引き継がせると何回も約束し、募集にあたってもそのことを条件にしています。
募集要項には移管条件の中で民営化にあたっては、移管先法人は移管予定の保育所が実施している保育内容等を継続して実施することを前提に、地域に根ざした運営に努めることとし、・・・・・。
市として庄保育所の現状を継続して実施してもらう立場ですから、できる限り知ってほしい、その努力をしてほしいと、ちとせさんに努力を求めなければなりません。それを「知らなくて当然、知っておく必要もない」などと何を思ってか、津田氏は本音なのかもしれませんが暴言かつ妄言を吐いたのです。
傲慢も傲慢ですが、民営化の経過がすっ飛んでしまった答弁には呆れてしまいました。庄保育所の保護者が聞いたら怒り心頭でしょう。職員も唖然としたのではないでしょうか。
休憩時間に私は野村市長に、「あんな答弁のままでは保護者は納得しない。訂正の発言をさせた方がいいのではないか」と助言、市長も理解していただいたようで、再開後に津田副市長の訂正の答弁がありました。当然のことです。副市長は助役が名称変更になったものですが、市長を助(ける)役が市長の足を引っ張ってはいけません。
③保護者代表が最終段階で選考を辞退する異例の事態となりました。一法人しか応募がない中で選考させられたことなど、市に対する大きな不信の表れでもあります。
④今回譲与される庄保育所、東保育所の動産、不動産の資産としての評価はどれぐらいなのかの答弁がなく、市民の財産を無償譲与することに対する真摯な姿勢がなく無責任と言われても仕方のないものです。
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