ふとしたこと

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高尾の碁

2009年07月16日 21時07分58秒 | 囲碁
今日は第64期本因坊戦の第6局だった。オイラがファンの高尾君が羽根本因坊に挑戦中なのだ。

昨日と今日の二日掛かりの対局は持ち時間8時間づつの長時間碁なのである。

囲碁を知らない方には無縁の世界だが、日本でもっとも歴史的な価値のあるチャンピオンシップが本因坊タイトルだ。

高尾君の碁は最近変わってきたような気がしてならない。2年くらい前までは負けようが勝とうが、自分の碁を打っていたように思うのだが、ここ1年ほどは勝つための碁に棋風が変わってしまったのではないか?

かつて、加藤正夫さんっていう名棋士がいた。若い頃は殺し屋の異名を取っていた。しかし、あるときから殺し屋の棋風が変わり、半目勝負に徹するようになって行った。結果としては、彼の勝率は上がって幾つものタイトルを獲得した。
しかし、ひょっとして殺し屋としての道を究めていたら、丈和名人の再来と言われる可能性が大いにあった。

人間の生き方って難しいものだなと思う。高尾君の碁は変わって欲しくない。
いいぢゃないの?そんなタイトルなんか取らなくたって。

私が尊敬する棋士は、やはり梶原武雄先生なのかもしれない・・・

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