あっという間に寒い季節になりました。
一昨日は暖かく、風もなかったので
いつも行く幸運の森(私はそう呼んでいますが正式名称は〇ヶ峰)の
ハイキングコースを登ってきました。
軽四が走れるくらいの道は、背の高い木々に囲まれ
光が入りにくいほど大きくなった木々の
生息する場所は鬱蒼とした森になっています。
やっぱり木の香り、森の匂いは心が癒されます。
私が田舎育ちなので、自然の中にいると落ち着くと言うのも
あるかもしれませんが・・・。
有志の方が作って下さった、ベンチのある広場から見下ろすと
少し紅葉も始まっていました。
季節が変わってゆくのも感じ取れます。
この風景を見ていると、子供の頃暮らした山郷を思い出し
ノスタルジックな気分になります。
ベンチの近くには大きな馬酔木の木があり
沢山のつぼみがついていました。
この森の別の斜面には『嘆きの森』と呼ばれる場所があります。
登る途中の、この写真の木々の向こう側の、少し下の方の斜面です。
嘆きの森には、明治以降、何度か襲ったコレラで死亡した
多数の死者が埋葬されているそうです。
その後、昭和20年の大空襲での、身元不明や一家全滅の方の遺体、100体ほども
荼毘に付された後、この嘆きの森に埋葬されているようです。
戦後の食糧難もあってか、この土地は市民に払い下げられ
芋畑になっていたようです。
行政の混乱もあったのかもしれませんが
どうして、そんなことになったのでしょうか?
今では、ちょっと信じ難いような話です。
安らかにおやすみくださいと祈るばかりです。
今日もご訪問ありがとうございます。