鹿島《少将》の航海日誌

改めてブログ作り直しました。
ヤマト関係を中心に、興味あるもの等をお届け。

Killer.butterfly・紅い翼のエースーメルダ・ディッツー第三話

2019-02-19 00:08:21 | 宇宙戦艦ヤマト:二次創作



Killer.butterfly・紅い翼のエース
ーメルダ・ディッツ ー

宇宙戦艦ヤマト2199
二次創作スピンオフ

第三話


愛機ツヴァルケ、新型特有のピーキーなところがある。
私はそんな癖のあるこの子=ツヴァルケが、大好きだ。
そんな癖のある子も、私の手足にしてみせる。

二機のガトランティス艦載機デスバテーターが早速、私に喰いつく。





「以前、出会った奴ら=デスバテーターとはカラーリングが、異なるな。」
「それと、動きが機敏だな。」
「戦闘慣れしている感じだな。」

私は楽観視を止めた。

「メルダ少尉。ただちに帰艦せよ!」
「大型戦闘艦を捕捉した!」
「ただちに帰艦せよ!」
EXー178艦長、直々に無線を飛ばして来た。
あと一機だという時にと、私は心に思いながら、流石に艦長命令を無視する訳には行かないと、ガトランティス艦載機デスバテーターを振り切る体制に入った。
だが、その時、我々の予想を遥かに超える衝撃的な光景を目の当たりにした。



私の愛機ツヴァルケの遥か上空を一筋の火線が、それも超が着く程の火線が真一文字に、漆黒の宇宙を切り裂くように、燃え盛る焔が突き進む。

「なっ!?何が一体?」と、私は思わず口に出した。

空間に一瞬、歪みを感じた直後に、あの超が着く程の火線が、出現した。
味方であるはずのデスバテーターは、同士討ちの犠牲と成った。
私は、この一瞬の静けさがラストチャンスに感じた。
私はEXー178に帰艦を済ませた。
同時に衝撃波がEXー178を襲った。
再び、あの攻撃を目の当たりにした。
幸い、直撃は間逃れ、艦長ヴァルス・ラング中佐の判断により、緊急ワープに入った。

「しかし、こんな偏狭の銀河にも蛮族が出現するとは……」
そう口を開いたのは、同乗する親衛隊所属のパレン・ネルゲ大尉である。
私はこの男、いや、親衛隊が好かん。
その好かんネルゲ大尉に私は、嫌味混じりに叱責を喰らった。
悔しいが、もっともで有り、私は謝罪した。

「勝手な行動を申し訳ありません。」

「二度と後免ですな。提督のお嬢さん。」
「このテスト航海で、艦隊は総合火力を一段と向上させる事が出来るのだ。」
「テスト航海で沈みましたでは、洒落にも成らん。」

「大尉。それくらいで許したまえ。」
私はラング中佐の助け舟に救われた。
私は一礼し、個室へと足を運んだ。
と、ここまでは良かったのだが・・・



緊急アラームが艦内に響き渡る。
艦内が、第一級戦闘配置並の慌ただしさに包まれた。
私は個室から出て、ブリッジに上がった。

「艦長。何が起こったのですか?」

「どうやら次元の狭間に墜ちたようだ。」

次元の狭間、宇宙の墓場と云われる超空間。
サルガッソーに墜ちのだ。
我々は、脱出方法を検討する為、ブリーフィングルームへと足を運んだ。


◆◆◆◆◆




「キャプテン。ヤマトを捕捉。」
「原始惑星が、ゴロゴロしていて、一度はロストしましたが、二度はヘマしませんぜ。」



「うむ。」
「ハイニ。少し、あそんでやるか。」

「そうこなくっちゃ、面白くありませんぜ。」

「よし。一番、二番に亜空間魚雷装填!」
「ポイント$£‰℃<%072ー‰#@℃%<$1919入力。」



「一番、二番、発射!!」


第四話へ
つづく。


使用している画像はイメージです。
一部、ネット内に出回っている拾い画像を使用しています。

この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2199》の二次創作です。
一部、公式より引用。