メゾソプラノののエリーナ・ガランチャは、たしか、2010年のベルリンフィルのシルベスタ(大晦日)で、ドゥーダメルの指揮でカルメンを歌って、見事に期待に応えていました。
コベントハウス他のオペラハウスのカルメンは見ていませんが、メトの2010年シーズンのカルメンはライブビューイング、DVDソフト、NHKライブで観ました。不思議な事ですが、印象が微妙に違うのは気のせいでしょうか? 映像・音声共にNHK版が格段にクォリティが高く(ハイビジョン収録)、DVDソフトが次でした。最悪だったのが ライブビューイング! 築地の某劇場で観ましたが、映像も甘く(映写機が古いと思いますよ)、音質は最低でした。ソプラノ最高域は悲鳴を上げ、弦楽器は高音で歪んでいました。多分、スピーカーが JBL系なのでしょう、ハーマンカードンのシステムでオペラなど無理な話なんです。二度とライブビューイングは観まいと堅く誓いました。そもそもこの系列の映画館は管理が行き届いていません。数年前、有楽町の最高と詠われる映画館でこんな事が有りました。スクリーンの左上にフレアーが入っていました。最初ゴミでもレンズに付いているのかと思いましたが、最後までそのままでした。『レンズに傷が入っていますよ』と、帰り際にスタッフに言ったのですが、『そうですか』と、気のない返事。後日、観たい映画が同じ劇場に掛かっていたので、レンズの事を問い合わせたら、『はい、もう直っております』。分かっていてそのまま上映していたのですね、無神経も甚だしいですよね。こんな神経で金を取るなんて!
さて、演奏の感想ですが、すばらしいの一言でした。ガランチャの歌と演技はメリハリが有って良いすよね。踊りも見事にこなしていました。ドンホセのアラーニャもミカエラのバルバラ・フリットリーもすばらしかったですね、演出も中々面白かったと思いますよ。指揮が少し弱いかな、カルロスクライバーとの比較ですから気にする程の事は有りません。
実は、ガランチャのカルメンはゲォルギューの代役だったんです。当初はホフマン物語のミューズを歌う予定でしたが、アラーニャとの離婚騒動でキャンセルになり、お決まりのドタバタでガランチャのカルメンがメトで実現したと言うわけです。ガランチャのミューズ(ニクラウス)は先年新国立ホフマンで歌っているそうですからご覧になった方もいるのでは? 私も期待していたのですが、まあカルメンの方が良かったですよね。
ガランチャはサルスエラ(スペインの民族オペラ)、特にセベーデの娘たちのろう獄の歌を得意としていますから、カルメンで悪かろう筈が有りません。ろうごくの歌、是非聞いて観て下さい 。 ベルリンフィルのシルベスタでも、バーデンバーデンでも歌っています。
ガランチャ、次は何に挑戦するのでしょうね? プッチーニ?ヴェルディ? トスカはまだ無理でしょうかね、仮面舞踏会のレオノーラ、ドン・カルロのエリザベッタ、オテロのデスデモーナなんか観てみたいですよね、ガランチャの更なる挑戦に期待しましょう。 2016に発売されたバレンシア(Reviveの間違いでした、すいません)というCDでドン・カルロを歌っていましたが、エリザベッタでは無くエボリ公女でした。実は、エボリ公女はドン・カルロでは大変重要な役で、歌唱・演技・容姿と揃った歌手は中々いない役でしたから、ライブでも是非歌って欲しい役ですね。このバレンシアというCD、素晴らしい出来映えなので、是非お聴きになるのをお勧めします。因みにITuneと契約している人なら無料でダウンロード出来ます。
後、ネトプレコとガランチャ共演のノルマが観たいですね、バーデンバーデンで一曲だ聴いて、すごく感激したのが忘れません。わたしが知らないだけでもう実現しているのかも知れませんね。
2016年12月16日 Gorou
コベントハウス他のオペラハウスのカルメンは見ていませんが、メトの2010年シーズンのカルメンはライブビューイング、DVDソフト、NHKライブで観ました。不思議な事ですが、印象が微妙に違うのは気のせいでしょうか? 映像・音声共にNHK版が格段にクォリティが高く(ハイビジョン収録)、DVDソフトが次でした。最悪だったのが ライブビューイング! 築地の某劇場で観ましたが、映像も甘く(映写機が古いと思いますよ)、音質は最低でした。ソプラノ最高域は悲鳴を上げ、弦楽器は高音で歪んでいました。多分、スピーカーが JBL系なのでしょう、ハーマンカードンのシステムでオペラなど無理な話なんです。二度とライブビューイングは観まいと堅く誓いました。そもそもこの系列の映画館は管理が行き届いていません。数年前、有楽町の最高と詠われる映画館でこんな事が有りました。スクリーンの左上にフレアーが入っていました。最初ゴミでもレンズに付いているのかと思いましたが、最後までそのままでした。『レンズに傷が入っていますよ』と、帰り際にスタッフに言ったのですが、『そうですか』と、気のない返事。後日、観たい映画が同じ劇場に掛かっていたので、レンズの事を問い合わせたら、『はい、もう直っております』。分かっていてそのまま上映していたのですね、無神経も甚だしいですよね。こんな神経で金を取るなんて!
さて、演奏の感想ですが、すばらしいの一言でした。ガランチャの歌と演技はメリハリが有って良いすよね。踊りも見事にこなしていました。ドンホセのアラーニャもミカエラのバルバラ・フリットリーもすばらしかったですね、演出も中々面白かったと思いますよ。指揮が少し弱いかな、カルロスクライバーとの比較ですから気にする程の事は有りません。
実は、ガランチャのカルメンはゲォルギューの代役だったんです。当初はホフマン物語のミューズを歌う予定でしたが、アラーニャとの離婚騒動でキャンセルになり、お決まりのドタバタでガランチャのカルメンがメトで実現したと言うわけです。ガランチャのミューズ(ニクラウス)は先年新国立ホフマンで歌っているそうですからご覧になった方もいるのでは? 私も期待していたのですが、まあカルメンの方が良かったですよね。
ガランチャはサルスエラ(スペインの民族オペラ)、特にセベーデの娘たちのろう獄の歌を得意としていますから、カルメンで悪かろう筈が有りません。ろうごくの歌、是非聞いて観て下さい 。 ベルリンフィルのシルベスタでも、バーデンバーデンでも歌っています。
ガランチャ、次は何に挑戦するのでしょうね? プッチーニ?ヴェルディ? トスカはまだ無理でしょうかね、仮面舞踏会のレオノーラ、ドン・カルロのエリザベッタ、オテロのデスデモーナなんか観てみたいですよね、ガランチャの更なる挑戦に期待しましょう。 2016に発売されたバレンシア(Reviveの間違いでした、すいません)というCDでドン・カルロを歌っていましたが、エリザベッタでは無くエボリ公女でした。実は、エボリ公女はドン・カルロでは大変重要な役で、歌唱・演技・容姿と揃った歌手は中々いない役でしたから、ライブでも是非歌って欲しい役ですね。このバレンシアというCD、素晴らしい出来映えなので、是非お聴きになるのをお勧めします。因みにITuneと契約している人なら無料でダウンロード出来ます。
後、ネトプレコとガランチャ共演のノルマが観たいですね、バーデンバーデンで一曲だ聴いて、すごく感激したのが忘れません。わたしが知らないだけでもう実現しているのかも知れませんね。
2016年12月16日 Gorou
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