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第1回ヴィクトリアマイル

2006年05月14日 00時42分09秒 | 競馬予想関連
2006年5月14日
第1回ヴィクトリアマイル

第1回である。

過去傾向が全くない。よって、性質として同じ、古馬牝馬限定G1のエリザベス女王杯にヒントを求める。昨年、一昨年とオースミハルカの先行粘りを許したように、そう速い流れが形成されにくいレースである。牡馬混合のようなG1ペースよりも緩んだ流れになっていることが多い。

今回もメンバーを見渡しても完全とハナを主張する馬は1頭。あとは番手以降で結構、という過去歴の馬達ばかり。

では、エリザベス女王杯で見られる、楽なペースですいすい粘り、というロジックが通用するか検討してみる。もちろん、当てはめるのは2マイネサマンサだ。

古馬牝馬限定重賞は15、2、2、14(エリ女)、2、1着と実績は十分。昨年エリ女は向正面で掛かって暴走した影響があったが、それ以外の関西牝馬限定重賞ではかなりの安定感。そして府中においても、上がり33.6の脚を使っての2着。しかも阪神牝馬Sでは、6ラインクラフトに先着している(しかも対戦はこれだけ)。実績には遜色がない。

レースぶりをみても、京都牝馬Sはスタートしてすぐにハナに立って、一度2頭に前を譲っておきながら向正面半ばでスッとハナを取り返す余裕のある競馬。追走SPは十分あるといって問題ない。

今回のレースの流れはどの馬を中心に流れるのか?もちろん1番人気ラインクラフトだろう。これをマークする馬は多く現れるはず。それにより、今回人気薄のサマンサに圧がかからなくなることは想像にたやすい。

馬場はどうか?内の転圧により外差しがほぼ決まりにくい状況が生まれている。2番枠は絶好だろう。

あらゆる面で問題ない。敢然と狙ってみる。

さて、ここからの相手はあくまで「マイネサマンサが残る展開を考えて」選んでいく。スロー、隊列が密集。この状況で十分すぎる追走SPを持った6ラインクラフトはどうなるか?掛かる可能性がないとは言い切れない。なら逃げればいいのかもしれないが、この鞍上にそのようなことを望むすべもない。典型的な溜め殺し競馬を何度見てきたことか(先週も見たような気が・・・京都の重賞で)。

となれば、チャンスが出て来るのは18エアメサイアではないか。追走SPはそれほどでもなく、持ち前のクレバーさで競馬をする馬だけに、スローは歓迎。モタモタする6ラインよりも上に来れる展開ではないのか。

1ダンスインザムードも典型的なスローから脚を使える馬。馬場有利な最内。これも問題は少ない。

勿論、あくまで実績のみの評価なら6ラインクラフトが上だ。しかし、力通りで決まりますよ、そんな保証がどこにもないだけに、狙ってみる価値はあるだろう。第1回だもん。
◎2マイネサマンサ
○18エアメサイア
▲1ダンスインザムード
△6ラインクラフト
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