最近ここに遊びにきてくれるようになったりおんさん
勝手にブックマークしちゃってましたが
りおんの宝箱♪には猫ではなく
鳥さんと犬さんとお花がつまっています
かつて
鳥と犬を飼ったことがある私は
りおんさんのブログをみていると
いつも思い出にひたってしまいます
私がまだ小さかった頃
家では白い手乗り文鳥を飼っていました
名前は『ちいこ』
かわいそうなことにちいこは
外に出た私を追いかけて行き
近所のちいこという同じ名前だった猫に襲われてしまいました
幸い命は取り留めたのですが
両目を失明してしまいました
それからどのくらい生きたのか
幼かった私の記憶にはありませんが
ただ
兄が机から落とした下敷きが頭の上に激突しても
元気だったことだけは
今でもよく覚えています
その後
私の生活環境も大きく変わり
ノラ猫と戯れたり
近所の犬をかわいがったりすることはあっても
動物を飼うことはなく
少女時代を終えようとしていました
♪Gee Gee Gee Gee Baby Baby Baby
Gee Gee Gee Gee Baby Baby Baby♪
ところが
私が高校3年の時
何を思ったのか父がインコの雛を買ってきました
2羽いたインコは
外に飛んで行ってしまったり
病気になって死んでしまったり
長く一緒に暮らすことはできませんでした
もう動物は懲り懲りと言っている母の言葉も聞かず
父はその後白い文鳥の雛を買ってきました
名前を『ちいこ』とつけられた文鳥は
私のことを親だとすりこみしたらしく
私の手の中で寝るほど
私たちは仲良く暮らしました
一緒に庭を散歩してみたり
即席池で水浴びしたり
時には
ベランダで物思いにふけってみたり・・・
そーかと思うと
鶏のモモ肉に食いついてみたり・・・
多分ちいこは
自分のことを人間だと思っていたに違いありません
激レア写真
《特別大公開》
【高校生だった私の部屋にて】
ラジカセだ~~~~
風切り羽を切られていたちいこは
空高く飛ぶことはできませんでした
が
階段を一段一段ジャンプして
よく二階の私の部屋に遊びに来てくれました
とにかくいつも
私のそばにはちいこがおりました
そんなちいこに
ある日悲劇が起こりました
母が外出から戻ると
ちいこは寒い玄関でずっと待っていたそうです
母は「ちょっと待っててね」といって玄関をちゃんと閉めずに
外の灯油缶から灯油の補充をしていたそうです
そのほんのわずかの間に
家の中に猫が侵入し
ちいこは数枚の羽根を残しただけで
姿がみえなくなってしまったのです
何も知らずに学校から帰宅した私は
泣き崩れるように玄関に出てきて説明する母に
責めることもできず
ただただ悲しみに暮れ
「猫は嫌いになろう」と
心に決めたのでした
悲しみが癒えるまでに10年以上かかったけど
ちいことの別れから20年以上経ち
現在猫と暮らしている私
『時間』って
すごい力があるのですね・・・
今も大事にしまってある
ちいこが残した2枚の羽根