木枯らしにゃん次郎が・・・来た

流れものnyaa 体の麻痺から完全復活 家猫修行を断念し今自由猫としてワイルドにかっぽ中

生き物と関わる 鳥猫編

2011-02-23 14:00:25 | 家猫もどき2年生

最近ここに遊びにきてくれるようになったりおんさん

勝手にブックマークしちゃってましたが

りおんの宝箱♪には猫ではなく

鳥さんと犬さんとお花がつまっています

 

かつて

鳥と犬を飼ったことがある私は

りおんさんのブログをみていると

いつも思い出にひたってしまいます

 

  

 

私がまだ小さかった頃

家では白い手乗り文鳥を飼っていました

名前は『ちいこ』

 

かわいそうなことにちいこは

外に出た私を追いかけて行き

近所のちいこという同じ名前だった猫に襲われてしまいました

幸い命は取り留めたのですが

両目を失明してしまいました

 

それからどのくらい生きたのか

幼かった私の記憶にはありませんが

ただ

兄が机から落とした下敷きが頭の上に激突しても

元気だったことだけは

今でもよく覚えています

 

その後

私の生活環境も大きく変わり

ノラ猫と戯れたり

近所の犬をかわいがったりすることはあっても

動物を飼うことはなく

少女時代を終えようとしていました

 

♪Gee Gee Gee Gee Baby Baby Baby
Gee Gee Gee Gee Baby Baby Baby♪

 

ところが

 

私が高校3年の時

何を思ったのか父がインコの雛を買ってきました

 

2羽いたインコは

外に飛んで行ってしまったり

病気になって死んでしまったり

長く一緒に暮らすことはできませんでした

 

もう動物は懲り懲りと言っている母の言葉も聞かず

父はその後白い文鳥の雛を買ってきました

名前を『ちいこ』とつけられた文鳥は

私のことを親だとすりこみしたらしく

私の手の中で寝るほど

私たちは仲良く暮らしました

 

 

一緒に庭を散歩してみたり

 

即席池で水浴びしたり

 

時には

 

ベランダで物思いにふけってみたり・・・

 

そーかと思うと

 

鶏のモモ肉に食いついてみたり・・・

 

多分ちいこは

自分のことを人間だと思っていたに違いありません

 

 


 

 激レア写真 

 《特別大公開》 

 

 

 

【高校生だった私の部屋にて】

 

ラジカセだ~~~~

 


 

風切り羽を切られていたちいこは

空高く飛ぶことはできませんでした

階段を一段一段ジャンプして

よく二階の私の部屋に遊びに来てくれました

 

とにかくいつも

私のそばにはちいこがおりました

 

そんなちいこに

ある日悲劇が起こりました

 

母が外出から戻ると

ちいこは寒い玄関でずっと待っていたそうです

母は「ちょっと待っててね」といって玄関をちゃんと閉めずに

外の灯油缶から灯油の補充をしていたそうです

そのほんのわずかの間に

家の中に猫が侵入し

ちいこは数枚の羽根を残しただけで

姿がみえなくなってしまったのです

 

何も知らずに学校から帰宅した私は

泣き崩れるように玄関に出てきて説明する母に

責めることもできず

ただただ悲しみに暮れ

 

「猫は嫌いになろう」と

心に決めたのでした

 

悲しみが癒えるまでに10年以上かかったけど

ちいことの別れから20年以上経ち

現在猫と暮らしている私

 

『時間』って

すごい力があるのですね・・・

 

 


 

今も大事にしまってある

ちいこが残した2枚の羽根