20世紀において、デューク・エリントン楽団とともにビッグ・バンド・ジャズの王座に君臨してきたカウント・ベイシー楽団。この楽団の演奏スタイルは、「最も経済的」と評されていた。それは、シンプルだが絶妙なタイミングをもって繰り出されるベイシー自身のピアノを中心に構成され、カンザス・シティ・ジャズ伝統のスウィンギーなリフを繰り返すナンバーだけにとどまらず、ヒット曲やオリジナルもレパートリーに加えるというものだった・・・・。
話は変わって、北近畿で活躍しているアマチュアバンドといえば、豊岡の「フリーサウンドオーケストラ」、舞鶴には「ニューサウンドオーケストラ」。ともに定演を30回以上も開いているビッグバンドです。
ボクが学生時代の話。福知山でもビッグバンドを・・・という話が福知山高校吹奏楽部のOBを中心に出てきました。そのときに結成されたのが「ザ・バングラーズ」。しかし、10回くらい定演をやったあとに分裂。現在の「スイングメイツ・オーケストラ」というビッグバンドが結成されたんです。
結成当時のミーティングでバンド名を決めるときに、ボクとメンバーの小林さんとで推した名前が「ファンタイム・ジャズオーケストラ」。カウント・ベイシー・オーケストラの代表的アルバム「ストレート・アヘッド (原題:Basie Straight Ahead) 」の中に収録されているファン・タイム (Fun Time) からイメージした名前です。でも、おしくも「ファンタイム(愉快なひと時)・・・」はボツ。 (この「ファン・タイム」で、テナーサックスのエリック・ディクソンがフルートソロをやってるんだけど、これがまたグッド!しぶいー。」
ともかく、僕らがやってたバンドの基本はカウントベイシー。ベイシーがみんな大好きで、そのノリがすごくフィットしてました。
カウントベイシー楽団の演奏はスイングジャズの王道とも言われています。他のビッグバンドにはない、カウントベイシー楽団独特の切れ味、グルーヴ感があるんです。エキサイティングで、玄人から初心者ジャズリスナーまで楽しめる楽団だと思います。今では高校生ビッグバンドでも取り上げられています。
あー。ジャズやりてー! なー エム木クン!
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