梅雨明け間近になって、九州北部では、またもや豪雨災害が発生しました。
近年、数十年に一度と言われるような大規模な自然災害が頻発し、いまや自然災害も「異次元」レベルに突入したようです。
日本政府は、昨今、防衛力の強化に躍起となっていますが、現下の日本にとっては、防衛より「防災」の強化こそが急務なのではないでしょうか。膨大な防衛予算(軍備費)は、むしろ「防災」の強化に振り向けるべきであろうと思います。
いかに多額の予算(税金)を注ぎ込んで防衛力を強化したところで、ウクライナの現実を見れば分かるように、ひとたび戦争が始まれば、資源と生命の果てしない消耗戦となるのです。
とりわけ国土が狭く、天然資源に乏しく、食糧自給率が低く、多数の原発を抱え、人口減少が進む日本が、もし戦場と化したならば、行き着く結果は火を見るより明らかでしょう。歴史の針を逆戻りさせてはなりません。第二次世界大戦の惨禍を繰り返してはなりません。
折しも、日本は南海トラフ地震、首都直下型地震などの巨大地震の可能性が、刻一刻と高まっています。他国と戦争などしている余裕はないのです。国際情勢の危機は、外交努力によって解決し、限られた予算と資源は、何より迫りくる自然災害から国民の生命を守るために有効活用して欲しいものです。
(写真上)© 盆提灯。押し花+LED の現代風デザインです。身内の新盆ですので、冥福と世の中の平和を祈りたいと思います。
(写真上)© 太平洋戦争時の衛生兵の装備品の一部。
(写真上)© 戦時中、出征兵士に手渡された手作りのお守り。「祈 敵国降伏 武運長久」
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