石破政権の政策の目玉は「地方創生と防災」の由。遅かりし感のある政策ではありますが、過疎地出身の石破さんですから、本気で取り組んでくれるものと期待しましょう。
防災の必要性は、地方の過疎地に限らず、むしろ超過密化してしまった首都圏などにとっても喫緊の課題であるはず。
そこで、提案したいのが、「防災別邸」のすすめ。万一、自宅が被災してしまった際、避難できる別邸があれば、心強いですよね。
幸か不幸か、いまや全国的に空き家が増えています。奥武蔵の地も例外ではありません。たとえば、国土交通省や東京大学が「住宅団地再生」の共同実証調査の対象にしている日高市の「こま武蔵台団地」。もともと東急不動産が、西武池袋線の高麗駅前に開発した大規模分譲地なのですが、住民の高齢化が進みつつあります。
ただし、この団地を離れた住民の何割かは、元自宅を手放すことをせず、週末のリゾート使用とか防災別邸のために、保有・管理を続けています。
そこで逆からの発想。東京の密集地やハザードマップ上の危険地域に住んでおられる方々には、「移住」とは言わず、安く売りだされる中古の空き家を見つけて、地盤が強固な奥武蔵の住宅地に「防災別邸」(兼 週末リゾート)を持つことをお勧めします。いわば防災を考えた2拠点生活ですね。
ハイキングに来て奥武蔵の魅力に引かれ、定住を決めたという人も少なくありませんが、自然豊かな奥武蔵は、週末リゾートを兼ねた「防災別邸」にも最適の地と思われます。
(写真)© 奥武蔵 秋景
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