函館深信 はこだてしんしん-Communication from Hakodate

北海道の自然、そして子どもの育ちと虐待について

サッポロファクトリー赤レンガ館を見て樺戸集治監に思いをはせる

2012-09-06 | 街角風景

網走に単身赴任していた時、網走監獄博物館の『友の会』会員になった。

2000円払うと、1年間博物館に自由に入場できるし、『友の会ツアー』というものがあって、毎年網走監獄と関連するさまざまな集治監や博物館に格安で連れて行ってもらった。

月形樺戸博物館にもそうして、『友の会ツアー』でおじゃました。

月形町には北海道で最初の集治監、現在でいうところの刑務所が明治時代に建てられていて、博物館に行くとそのころの資料が数多く見られる。

その資料の中に、樺戸集治監で作られていた赤レンガがあったのだが、そのひとつに作業にあたっていた人が作業のつらさを漫画入りで残した赤レンガのレプリカがあり、そのころの人たちの声が聞こえてくるようでたいへん感動した。

ここの建物は、北海道開拓使が建てた古い物なので、もしかすると樺戸の人たちが作った赤レンガが使われているのかなあなどと、美しく残された赤レンガ館を見ながら想像していた。