網走でハマッタのが、網走監獄博物館・北方民族博物館と知床の自然。
特に魅せられたのがワタリガラス。
※以下写真はすべて、「知床サイト」のものです。
北方の少数民族にとっては、創世主ともされる賢い、ちょっと大型のカラス。
網走の北方民族博物館の祈祷やシャーマニズムを紹介するコーナーに赤・黒・白でみごとにデザインされたワタリガラスの仮面があり、その仮面を見て以来、「どんなカラスなのだろう。」と気になり、「日本では冬季の知床に渡ってきます。」と聞き、以来列車バスを乗り継いだりして知床へでかけ、雪の中海岸沿いを歩き回って探した。
羽が長く、尾羽がうちわのように丸く、首が太いのが特徴。
何度か、遠くにいるワタリガラスを見つけ小さくだが写真に収めた。
鳴き声も変わっていて、「パオ~ン」、「コウ~コウ~」などいろいろな声を聞かせてくれる。
創世主とされるのは、その頭のよさのゆえんだろう。雪の斜面で胴体を横に伸ばして羽をとじたまま、ゴロゴロと転がったり、木の枝にぶら下がって大車輪をしたり、木の枝や貝を空中でパスし合って、ラグビーをしたりと、いろいろな遊びを楽しむ。
「生きるため」ではなく、遊ぶのは、人と類人猿とワタリガラスだけ、とも言われる。
未だに、この時期になると、「ワタリガラスに会いたいなあ。」と思うが、函館ではちょっと無理だろう。
なんせ、知床よりもだいぶ南だし、野生のカラスだから、こんな都会には来られない。
羅臼在住の方が開いておられる「知床サイト」というHPに、ワタリガラスの魅力をふんだんに見せてくれる写真がいっぱいある。
「知床サイト」を見ながら、はるか知床のワタリガラスに思いを馳せている。
http://www.shiretoko.org/ 「知床サイト」
知床サイトさん、ありがとう。