ある時、ふと、自分は”宜保愛子”になったんじゃないかと思い、宜保愛子の自伝を取り寄せて読み出した。
霊能力者として、たてまつられる一方で好奇の目で見られたり、”科学者”から”非国民”ならぬ、”非科学民”と非難されたり、彼女の人生は波乱万丈だ。
マスコミやTVにも、いいように使われ、ある時、TVのプロデューサーに土下座までして頼まれ上海の幽霊屋敷の霊視に赴いたが、編集され放送された番組は彼女の霊視能力を否定する悪意ある編集がされていて、消えてしまいたい思いにまで至ったそうだ。
多くの人が見えない・わからない事象が理解できる人間がいる時、その人はどのように振舞うべきなのか、彼女が教えてくれるものは貴重だ。
私は、霊能者全般を信じているわけではないが、宜保愛子さんとアメリカのブラウンさんだけは信じている。
彼女は語っている。「万人に信じてもらえなくても、私には私の役割があって霊が見えるのだから、そのことを大切に、伝えるべきことを伝えていくのだ。」と。
私は霊能力者ではないが、宜保愛子さんのように、自分の伝えるべきものをまわりに伝えるために自分の力を発揮していきたい。