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薬害問題、新たな展開

2008-04-12 04:38:01 | Weblog
薬害C型肝炎問題で新たなことがわかった。厚生労働省は11日、旧ミドリ十字の血液製剤「フィブリノゲン」を使った縫合用接着剤「フィブリン糊(のり)」を使用した可能性がある556か所の医療機関名を公表した。
 フィブリノゲンに他の薬品を混ぜて使う「糊」は、心臓手術、骨折、やけどなどの治療に幅広く使用された。製薬会社の調査でも7万9000人に使われたと推計されている。実際に使った医療機関が不明で、調査も大幅に遅れていた。

 公表された資料によると大学病院など大規模な病院が目立った。都道府県別で最も多かったのは東京都の46か所で、北海道(43か所)、大阪府(39か所)、愛知県(28か所)、兵庫県(27か所)と続いた。

 同省では、「今回の公表は糊を使用したすべてを網羅しているとは限らないが、公表された施設名を参考に、できるだけ多くの人が、なるべく早く検査をうけてほしい」としている。

 感染の恐れがあるのは、旧ミドリ十字が販売したフィブリノゲンを用いたもの。主に1981年から87年ごろ使われた。

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