2週間ぶりのブログ更新となり申し訳ありません。
先月は3月26日にダイヤ改正が実施され、北海道新幹線が青函トンネルを通り北海道の新函館北斗まで開業し、世間はその話題で持切りでしたが、前回も述べたように新幹線にほとんどお世話にならない私にとってはどうでもよい話題で、むしろ南武線のイベントのほうが大事であり、今回は南武支線(浜川崎線)の浜川崎~川崎新町間に開業した小田栄駅について簡単にご報告していきたいと思います。
小田栄駅は南武線としては2009年に開業した西府駅以来の新駅開業であり、おそらく私の予測ではこれ以上南武線に新駅の開業は望めないのではないかと思いますので、南武線最後の新駅開業と言ってもよいのかもしれませんが、今回、この小田栄駅の設置にあたり、通常の新駅設置とは異なるJRと自治体の川崎市が包括連携協定を締結し、事業費の負担について両者折半で開業しました。1日の乗降客数が予測では3500人と都会の駅としてはあまりにも少ない数値ということもあるためか駅の構造自体は簡易なもので、小田踏切を挟んでそれぞれの本線上に長さ50mのホームが設置されています。
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上の地図を見ていただければわかると思いますが、JRではこのような踏切を挟んでそれぞれホームを設置するというような駅は見られないのではないかと思いますが、おそらく新駅設置による費用をできるだけ最小限にすることを勘案した上で、このような結果になったのではないかと思います。
また、それぞれのホームと踏切の位置関係は列車が発車してからこの小田踏切を渡ることになりますので、踏切の遮断時間が長くなってしまい、交通渋滞を引き起こすとともに朝のラッシュ時を中心にこの踏切を通る臨港バスの遅延にもつながり、定時運行が阻害されていることも予想されるのではないかと思われます。
この他、駅利用者や周辺の歩行者等の安全性や利便性を考慮する上で跨線橋の設置が望まれますが、南武支線(浜川崎線)の直上と線路沿いには東京電力の高圧線が通っていることから、絶縁距離を確保することが困難であり、跨線橋の設置はされていません。
下の写真は小田第五踏切(尻手側)から小田栄駅を臨んだもので、工業地帯特有というのか南武鉄道特有というのでしょうか高圧線が線路直上にあり、高圧線兼用の独特な架線柱が味わいを見せています。
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この小田踏切をもう少し詳細に見ることにしますが、ちょうど4方向の道路が交差する所に踏切が位置し、構造的には矢向~鹿島田間にある塚越踏切にそっくりなのですが、この周辺にはコーナンやイトーヨーカドーの商業施設もあるためか自動車交通量が多く、歩行者・自転車交通量も多いため、観察していると危険と感じたことが時々ありました。
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できればこのような踏切は除去するべきだと思いますが、鉄道と道路を立体交差する上ではどうも困難なようで、道路を高架化する上では先程も述べたように高圧線があるため、鉄塔の改良等が必要なのではないかと思うと同時に、上の地図に示すように市電通りの交差点(小田栄町)~田島中西側交差点は市道富士見鶴見駅線の一部で、都市計画道路に指定されているものの未整備区間ということで、将来的に代表幅員36mに整備される計画になっており、この踏切部分においては道路がアンダーパスによって整備されるようですが、この未整備区間の道路整備の予定は目処が立っていないようです。
小田栄駅前には小田踏切のバス停が近接していますが、このバス停において臨港バスの川崎駅行きが日中は約8分置きに運行されており、特に高齢者にとってはフリーパスなどの制度があるため、バスのほうが利便性が高いと思われます。一方、南武支線(浜川崎線)は3年ぐらい前から日中は40分間隔と運転間隔が整理されたものの、40分毎では時間帯によって発車時間が異なり覚えられないことや列車の運転間隔が長過ぎることからせめて毎時30分間隔もしくは20分間隔に改善されること。また、長期的に2000年の国交省の交通網に関する基本計画で整備について検討すべき路線に位置づけられた川崎アプローチ線を整備し、川崎と浜川崎を結ぶことも必要になるのではないかと思いますが、JRと川崎市で締結した包括連携協定の中でこのような点においても協議されるのか注目しています。
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その他、新駅利用の利便性向上と利用促進を行う上で、下り線ホームの横には駐輪場が整備され、当面の間は無料のようですが、駅勢圏が狭いことややはりいまだに利用しづらい路線であることから、駐輪場の半分以上は平日でも使われていないようです。
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最後に南武支線(浜川崎線)の車両に新駅開業を祝してW4編成の1編成のみにヘッドマークが取り付けられており、全ての支線の編成においては車体側面の帯に川崎地区から連想される「音楽と海」をイメージしたデザインのステッカーが貼付けられ、車内のモケットも新たなものに取り替えられていることからその姿を撮影してみました。
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浜川崎寄りのヘッドマークは京浜工業地帯の海と川崎のまちをイメージしているのでしょうか。尻手側のヘッドマークも含めて地元の高校生が製作されたようで、なかなか良いデザインではないかと思います。ちなみにヘッドマークの掲出は5月8日までのようで、ここ最近、日中運用にこのW4が1日置きに充当されているようで、今後においても1日置きに充当されることが予想されます。
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尻手側のヘッドマークはマンガチックな感じになっており、こちらはほのぼのとしています。
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南武支線(浜川崎線)沿線には撮影する場所が少ないですが、南武鉄道時代に建てられた高圧線の架線柱も特徴的であるためその遺構とでも言うのでしょうか、205系とのツーショットということで撮影してみました。
(写真は管理人に許可を得て撮影)
先月は3月26日にダイヤ改正が実施され、北海道新幹線が青函トンネルを通り北海道の新函館北斗まで開業し、世間はその話題で持切りでしたが、前回も述べたように新幹線にほとんどお世話にならない私にとってはどうでもよい話題で、むしろ南武線のイベントのほうが大事であり、今回は南武支線(浜川崎線)の浜川崎~川崎新町間に開業した小田栄駅について簡単にご報告していきたいと思います。
小田栄駅は南武線としては2009年に開業した西府駅以来の新駅開業であり、おそらく私の予測ではこれ以上南武線に新駅の開業は望めないのではないかと思いますので、南武線最後の新駅開業と言ってもよいのかもしれませんが、今回、この小田栄駅の設置にあたり、通常の新駅設置とは異なるJRと自治体の川崎市が包括連携協定を締結し、事業費の負担について両者折半で開業しました。1日の乗降客数が予測では3500人と都会の駅としてはあまりにも少ない数値ということもあるためか駅の構造自体は簡易なもので、小田踏切を挟んでそれぞれの本線上に長さ50mのホームが設置されています。
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上の地図を見ていただければわかると思いますが、JRではこのような踏切を挟んでそれぞれホームを設置するというような駅は見られないのではないかと思いますが、おそらく新駅設置による費用をできるだけ最小限にすることを勘案した上で、このような結果になったのではないかと思います。
また、それぞれのホームと踏切の位置関係は列車が発車してからこの小田踏切を渡ることになりますので、踏切の遮断時間が長くなってしまい、交通渋滞を引き起こすとともに朝のラッシュ時を中心にこの踏切を通る臨港バスの遅延にもつながり、定時運行が阻害されていることも予想されるのではないかと思われます。
この他、駅利用者や周辺の歩行者等の安全性や利便性を考慮する上で跨線橋の設置が望まれますが、南武支線(浜川崎線)の直上と線路沿いには東京電力の高圧線が通っていることから、絶縁距離を確保することが困難であり、跨線橋の設置はされていません。
下の写真は小田第五踏切(尻手側)から小田栄駅を臨んだもので、工業地帯特有というのか南武鉄道特有というのでしょうか高圧線が線路直上にあり、高圧線兼用の独特な架線柱が味わいを見せています。
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この小田踏切をもう少し詳細に見ることにしますが、ちょうど4方向の道路が交差する所に踏切が位置し、構造的には矢向~鹿島田間にある塚越踏切にそっくりなのですが、この周辺にはコーナンやイトーヨーカドーの商業施設もあるためか自動車交通量が多く、歩行者・自転車交通量も多いため、観察していると危険と感じたことが時々ありました。
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できればこのような踏切は除去するべきだと思いますが、鉄道と道路を立体交差する上ではどうも困難なようで、道路を高架化する上では先程も述べたように高圧線があるため、鉄塔の改良等が必要なのではないかと思うと同時に、上の地図に示すように市電通りの交差点(小田栄町)~田島中西側交差点は市道富士見鶴見駅線の一部で、都市計画道路に指定されているものの未整備区間ということで、将来的に代表幅員36mに整備される計画になっており、この踏切部分においては道路がアンダーパスによって整備されるようですが、この未整備区間の道路整備の予定は目処が立っていないようです。
小田栄駅前には小田踏切のバス停が近接していますが、このバス停において臨港バスの川崎駅行きが日中は約8分置きに運行されており、特に高齢者にとってはフリーパスなどの制度があるため、バスのほうが利便性が高いと思われます。一方、南武支線(浜川崎線)は3年ぐらい前から日中は40分間隔と運転間隔が整理されたものの、40分毎では時間帯によって発車時間が異なり覚えられないことや列車の運転間隔が長過ぎることからせめて毎時30分間隔もしくは20分間隔に改善されること。また、長期的に2000年の国交省の交通網に関する基本計画で整備について検討すべき路線に位置づけられた川崎アプローチ線を整備し、川崎と浜川崎を結ぶことも必要になるのではないかと思いますが、JRと川崎市で締結した包括連携協定の中でこのような点においても協議されるのか注目しています。
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その他、新駅利用の利便性向上と利用促進を行う上で、下り線ホームの横には駐輪場が整備され、当面の間は無料のようですが、駅勢圏が狭いことややはりいまだに利用しづらい路線であることから、駐輪場の半分以上は平日でも使われていないようです。
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最後に南武支線(浜川崎線)の車両に新駅開業を祝してW4編成の1編成のみにヘッドマークが取り付けられており、全ての支線の編成においては車体側面の帯に川崎地区から連想される「音楽と海」をイメージしたデザインのステッカーが貼付けられ、車内のモケットも新たなものに取り替えられていることからその姿を撮影してみました。
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浜川崎寄りのヘッドマークは京浜工業地帯の海と川崎のまちをイメージしているのでしょうか。尻手側のヘッドマークも含めて地元の高校生が製作されたようで、なかなか良いデザインではないかと思います。ちなみにヘッドマークの掲出は5月8日までのようで、ここ最近、日中運用にこのW4が1日置きに充当されているようで、今後においても1日置きに充当されることが予想されます。
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尻手側のヘッドマークはマンガチックな感じになっており、こちらはほのぼのとしています。
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南武支線(浜川崎線)沿線には撮影する場所が少ないですが、南武鉄道時代に建てられた高圧線の架線柱も特徴的であるためその遺構とでも言うのでしょうか、205系とのツーショットということで撮影してみました。
(写真は管理人に許可を得て撮影)
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