前回のブログの更新時に次回はCaloocan工場に留置されている車両について報告しますとお伝えしましたが、先程、マニラ首都圏区間の運行再開の嬉しいニュースがありましたので、このニュースについて、今日はお伝えしたいと思います。
前回のブログ更新でもお伝えしましたように4月29日にEDSA~Nichols間において発生した脱線事故により、5月5日より全線にわたり運行中止となり、マニラ近郊区間の全線において、軌道、線路のメンテナンスが実施されていましたが、本日7月23日始発列車から運行開始となりました。
(写真はAj Cal氏提供)
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今回、運行再開となった区間はTutuban~Alabang間(約28km)に限られ、Alabang~Calamba間については運休が続いていますが、下り23本、上り23本、計46本の列車が運行されます。また、所要時間については同区間が以前は55分かかっていたところを1時間28分と1.5倍かかり、表定速度も約30km/hから約20km/hに下がります。新聞報道ではEDSA~F.T.I間については軌道補修個所が多いので25km/hの速度規制区間となり、それ以外の区間については最高速度40km/hと以前のように60km/hぐらいで走行することはないようです。
また、運行ダイヤについてはPNRのウェブサイトまたはFacebookをご覧にいただければと思いますが、以前は非常にわかりやすい30分または1時間置きの間隔で列車が運行されていましたが、本日23日からの新ダイヤではラッシュ時が34分置き、データイムが1時間8分置きに変更され、利用者にとってはわかりずらくなりました。
この他、各車両の運用についてもその新ダイヤをご覧いただければ見ることができますが、DMU(Rotem)が2本、EMU(203系)が6本用意されているようで、現在では203系が多く使用されているようです。
続いてもう1つキハ350に関する話題ですが、先日、新色に変更されたキハ350についてお伝えしましたが、国鉄色のみなぜか塗装変更は実施されておらず、現在、Calaoocan工場で現地仕様に改造中のようです。元々このキハ350にはスカートが付いていませんので、スカートが取り付けられていますが、このスカート、ジャカルタでも使われているようなものにも見えます。また、この国鉄色の編成も現地マニアの話しでは新色に変更されるようですということですが、今後、ビコール地方で使用する前にマニラの首都圏区間で使用されることもあるのか気になるところです。
(写真はArvin lan Danganan氏提供)
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この他、現地の新聞報道では年末までにマニラ~ビコール間についても運行を再開する予定と報じていますが、2020年までにマニラ首都圏区間も含めLegazpiまでの大規模な改善工事(マニラ首都圏区間は電化と連続立体工事)、Batangas支線、ルソン島南端のMatnogまでの新線建設も含めたこの大プロジェクトが順調に入札が実施されれば近代的な鉄道へと変貌するのかもしれません。
PNRの今後の計画、Malolosまでの北線、さらにその先のClark空港までの新線計画については、また、整理した上で述べていきたいと思います。
前回のブログ更新でもお伝えしましたように4月29日にEDSA~Nichols間において発生した脱線事故により、5月5日より全線にわたり運行中止となり、マニラ近郊区間の全線において、軌道、線路のメンテナンスが実施されていましたが、本日7月23日始発列車から運行開始となりました。
(写真はAj Cal氏提供)
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今回、運行再開となった区間はTutuban~Alabang間(約28km)に限られ、Alabang~Calamba間については運休が続いていますが、下り23本、上り23本、計46本の列車が運行されます。また、所要時間については同区間が以前は55分かかっていたところを1時間28分と1.5倍かかり、表定速度も約30km/hから約20km/hに下がります。新聞報道ではEDSA~F.T.I間については軌道補修個所が多いので25km/hの速度規制区間となり、それ以外の区間については最高速度40km/hと以前のように60km/hぐらいで走行することはないようです。
また、運行ダイヤについてはPNRのウェブサイトまたはFacebookをご覧にいただければと思いますが、以前は非常にわかりやすい30分または1時間置きの間隔で列車が運行されていましたが、本日23日からの新ダイヤではラッシュ時が34分置き、データイムが1時間8分置きに変更され、利用者にとってはわかりずらくなりました。
この他、各車両の運用についてもその新ダイヤをご覧いただければ見ることができますが、DMU(Rotem)が2本、EMU(203系)が6本用意されているようで、現在では203系が多く使用されているようです。
続いてもう1つキハ350に関する話題ですが、先日、新色に変更されたキハ350についてお伝えしましたが、国鉄色のみなぜか塗装変更は実施されておらず、現在、Calaoocan工場で現地仕様に改造中のようです。元々このキハ350にはスカートが付いていませんので、スカートが取り付けられていますが、このスカート、ジャカルタでも使われているようなものにも見えます。また、この国鉄色の編成も現地マニアの話しでは新色に変更されるようですということですが、今後、ビコール地方で使用する前にマニラの首都圏区間で使用されることもあるのか気になるところです。
(写真はArvin lan Danganan氏提供)
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この他、現地の新聞報道では年末までにマニラ~ビコール間についても運行を再開する予定と報じていますが、2020年までにマニラ首都圏区間も含めLegazpiまでの大規模な改善工事(マニラ首都圏区間は電化と連続立体工事)、Batangas支線、ルソン島南端のMatnogまでの新線建設も含めたこの大プロジェクトが順調に入札が実施されれば近代的な鉄道へと変貌するのかもしれません。
PNRの今後の計画、Malolosまでの北線、さらにその先のClark空港までの新線計画については、また、整理した上で述べていきたいと思います。