店に入ってみると、長谷と由美が来ていた。
「あれ、由美も来てたのか」
「そうよ、ちょっと面白いことがあって、さっき長谷君に電話したら、藤川君もくるって言ったからちょうどいいと思って来たの」
ちょっとやばいな、由美にあまり飲ませないようにしないとな。それから注文や、乾杯や、ちょっとした軽口を言い合ってから由美が切り出した。
「うちのお父さんの実家へ時々遊びに行くんだけど、なぜって、古い土蔵があるのよ。その中には200年ぐらい前のガラクタからここ50年ぐらいのガラクタが入っているの。そのガラクタを見るのが楽しくて時々行くの。」
「それに、先祖伝来の言い伝えがあって、それが傑作、蔵の中のものは高価なものがあるかもしれないから捨てるな。というの。何、それって感じでしょ。それでわたしが調べてるの。」
由美がいやに楽しそうに話す。きょうは大丈夫なようだ、平和に帰れそうだ。
「そしたら曽おじいさんの日記が出てきたの。ちょっと興味が出てきて中を見てみたの。戦争の時の事なんだけど、曽おじいちゃん、よく村の神社へ行ってたらしいの。その中に小さな祠があって、そこで神様に合ってたらしいの」
「ちょっと待って、神様って」と長谷
「子供が妄想しているんだろ」と僕
「曽おじいちゃんが書いているんだけど、アメリカの戦闘機に機銃掃射を受けたんだって。でも弾が曽おじいちゃんを飛び越すように飛んできて結局当たらなかったのね。神様が助けてくれたって書いているのよ。」
「戦闘機は速度が速いから弾と弾とは離れて飛んでくるんだ。神様がいなくてもそれほど当たらないんだよ。」と僕
「でもね、その後いろんな幸運が訪れてきているらしいの。そのたびに神様が導いてくれた、と書いているのよ。神様はいるかもね」
「だから行きたいの。一緒に行こうよ、3人で」
由美が楽しそうに微笑んでいる。女神を怒らせたら何がおこるかわからない。行くことになりそうだな。でも3人なら言ってみたい気もする。僕は神様の事はすっかり忘れて、楽しそうな旅行に思いを馳せていた。
「あれ、由美も来てたのか」
「そうよ、ちょっと面白いことがあって、さっき長谷君に電話したら、藤川君もくるって言ったからちょうどいいと思って来たの」
ちょっとやばいな、由美にあまり飲ませないようにしないとな。それから注文や、乾杯や、ちょっとした軽口を言い合ってから由美が切り出した。
「うちのお父さんの実家へ時々遊びに行くんだけど、なぜって、古い土蔵があるのよ。その中には200年ぐらい前のガラクタからここ50年ぐらいのガラクタが入っているの。そのガラクタを見るのが楽しくて時々行くの。」
「それに、先祖伝来の言い伝えがあって、それが傑作、蔵の中のものは高価なものがあるかもしれないから捨てるな。というの。何、それって感じでしょ。それでわたしが調べてるの。」
由美がいやに楽しそうに話す。きょうは大丈夫なようだ、平和に帰れそうだ。
「そしたら曽おじいさんの日記が出てきたの。ちょっと興味が出てきて中を見てみたの。戦争の時の事なんだけど、曽おじいちゃん、よく村の神社へ行ってたらしいの。その中に小さな祠があって、そこで神様に合ってたらしいの」
「ちょっと待って、神様って」と長谷
「子供が妄想しているんだろ」と僕
「曽おじいちゃんが書いているんだけど、アメリカの戦闘機に機銃掃射を受けたんだって。でも弾が曽おじいちゃんを飛び越すように飛んできて結局当たらなかったのね。神様が助けてくれたって書いているのよ。」
「戦闘機は速度が速いから弾と弾とは離れて飛んでくるんだ。神様がいなくてもそれほど当たらないんだよ。」と僕
「でもね、その後いろんな幸運が訪れてきているらしいの。そのたびに神様が導いてくれた、と書いているのよ。神様はいるかもね」
「だから行きたいの。一緒に行こうよ、3人で」
由美が楽しそうに微笑んでいる。女神を怒らせたら何がおこるかわからない。行くことになりそうだな。でも3人なら言ってみたい気もする。僕は神様の事はすっかり忘れて、楽しそうな旅行に思いを馳せていた。