台風15号に続き19号が日本列島を襲った。
15号は房総半島に甚大な風雨災害をもたらし、多くの民家の屋根が飛ばされた。 屋根のない家は雨が入り家はもう使い物にならなくなる。 房総半島の集落の多くは海岸沿いに建っており、海からの風をもろに受ける。 また海に近いことから高潮の被害も大きい。
地方自治体ののんびりも加わって、被害状況の把握、初動、復旧に遅れが出て停電も解消しないままに19号を迎えたところもある。 山間部では電線に大木がよりかかりいまだに15号の停電を修正しきれていなかった。 修理した電線も19号の襲来で再び切れてしまったところも多い。
19号は雨台風だった。 多くの川が決壊し多くの村や街が水浸しとなった。 全国で多くの人がなくなっている。
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さて、こんな災害の時代をどう生きていったらいいのだろう・・・個人の立場から考えてみた・・・
持家を持つことは考え直した方がいい
マイホームはサラリーマンの夢。 庭付き一戸建てに住みたいと誰しも思うだろう。 が、災害という点からみると、組んだローンも返しきらないうちに、地震、液状化、台風、突風、竜巻、洪水、山崩れ、鉄砲水、土石流、高潮、津波、海面上昇、原発・・・となりの鉄塔が倒れてきた・・・などなど、家が壊れて使えなくなる、という事態は考えねばならないだろう。 災害の時代には家は借りて住んでいた方がよさそうに思われる。
年寄は都会のマンション暮らしがいい。 エレベーター付のマンションの2階以上に・・・
建てるなら高床式
どうしても家を建てたいというなら、せめて水害対応の高床式住居を考えよう。 1階は土間かコンクリートで泥水が入っても良い構造にし、普段は車庫、作業場、店舗、などに利用し、住まいは2階以上にするのがいいのではないか。
為政者は建築基準法を見直した方が良い時代に入ったんじゃないのかな? 風に強い鉄筋コンクリート作り、高床式・・・
田舎暮らしなんてとんでもない
田舎暮らしにあこがれる人は多いが、生半可なことではないことを肝に銘じるべきだろう。 地方の方が自然災害が圧倒的に多い。 山は崩れる、道路は寸断、水は出る、山火事は起こる、店舗まで遠い、ガソリンスタンドは少ない、ローン組んで田舎暮らしなんぞしたら大変なことになりそう。
田舎に住んでいる人・・・ごめんなさい。 ほんとはワシも田舎に住みたいんですが・・・
車は買わない
車は買わない方が得なのかも・・・
新車を買ったとたんに洪水で流されたり、浸水したり、突然ヒョウが降ってきて屋根がぼこぼこになったりすることがある。 車の代金、税金、車検費用、保険費用、洗車代、車庫代、などを総合すると、週末にレンタカーを借りて出かけた方が経済的なのかもしれないね。 今はハイブリッド式の車が増えているのでガソリン代は依然の半分くらいになるのでは? レンタカーでガソリン代が安いのは歓迎だね。
災害で車を失うってことは全損になるから車両保険は必須になるね。 余計にお金がかかるわけだよね。 ワシのせがれは週末はレンタカーで出かける。 いまやゴールドメンバーで割引額もかなり多いらしい。 いつも整備済みの新車に乗れるしね。
保有するよりも借用する時代になってきたんじゃないの。
手に職を
一生をサラリーマンの給与所得だけにたよっていると、定年になったとたんに貧乏生活が待っている。 高額所得者になる場合は別の話ではあるが・・・
若いうちから、あるいは働きながら、手に職を付けておくことを心がけると良いだろう。 年金生活に入ってからも、ちょびちょび稼げる程度の技術を身に着けておくと老後の生活も安心できる。 これからは年金だけに頼って生きられるほど社会は甘くはない。 年金生活はカツカツの生活である。 消費税は上がる、物価は上がる、医療費は上がる、年金は減る・・・今の為政者は老人に優しくない。
人に教えられるほどに何かに習熟しておくことは身を助ける。
・・・と、つらつら書いてはみたが・・・結婚して子供ができたりすると、なかなか難しいろころはあるね・・・
それでもできるだけ、うまいこと生き抜いていって欲しいわけさ・・・