Centropyge bicoloという学名は 日本名でソメワケヤッコとして命名された魚です。
アクアリストの中ではすっかりポピュラーな小型ヤッコとして定着し 40年前は輸入されても薬物採集のため餌をたべずすぐに死んでしまうか弱い切り花感覚の魚でした。
しかし採集業者のストックや採集方法の薬物の改善に伴い人工餌も食べるような個体も多くなり、当時はその切り花の魚に3000円も支払っていましたがいまでは1000円ほどに値下がりし、飼育は楽になりました。
その黄色と濃紺をすっぽりと切り分けた独特なカラーに人気があり、40年前は死ぬとわかっていても水槽に入れたいアクアリストが多かったのでした。私も過去に3匹は殺していました。
飼育はスズメダイのように楽と言うわけでなくアンモニアや硝酸塩の量が多くなると拒食症やらを起こすので楽な魚ではありません。同じケントロピーゲ属にはもっと飼育の易しいアカハラヤッコやルリヤッコがいますが飼いたいのならハードルは高いですがこちらをおすすめしたいと思います。
しかし今の個体は9年前のゴールデンウィークに入手したもので人工餌をもともとから食べる元気な個体を選んだことが良く、一度ポップアイにかかり片目を失いかけましたがその後すこしづつ良くなりいまでは少し見えるようです。その目の不自由の他には全く不都合がなく餌も喜んで食べています。
性格はやや荒く嫌いな魚は追い回しますが現在同居しているニシキヤッコとはなんとかうまくやっているようです。
来年のゴールデンウィークになると10年目になりますのでそれはなにかの記念特集をせねばと思います。
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