海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

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水槽10年統括編 その3 飼育スタイル編

2018-01-26 22:36:11 | サンゴ水槽
 
10年目の統括、飼育スタイルを見てみましょう。

サンゴ水槽の飼育のため当初は低栄養塩水をつくる目的で ウオッカを少量づつ水槽に添加するウオッカメソッドで水中のNO3(硝酸塩)の低減を行っていました。上手くはいってはいたものの悪玉バクテリアをも増殖させてしまい感染症で倒れた魚もあり全てがうまくいったとは言えませんでした。

その後 強力なプロティンスキマーを装備し、ゼオライト樹脂による アンモニアイオンのゼロ化、オゾン発生器による窒素分解なども併せて行い不足部分を良く補ったことで小型水槽でも美しい「サンゴ水槽」が完成しました。また、レッドシー社による特殊添加剤が開発され「リーフプログラム」のシリーズがリリースされたことでNO3とリン酸塩の安全な低減とサンゴの色合いを最大に引き出せることにも成功しました。


しかし、低栄養塩水は低栄養塩水だけにサンゴや魚にとって大切な微量元素もうばってしまい5年10年の長期的スパンでみると必ずしもパーフェクトな結果ではなかったかと思います。また、「リーフプログラム」は定量をきちんと添加する必要もありこれは高価なうえに結構やっかいでもありました。
 


そこで そのような飼育スタイルを変える画期的な飼育スタイルを求めることになったのですが、その回答がレンサイ氏考案によるミラクルマッドメソッドでした。

泥を窒素分解に使用し、かつ海藻を24時間成長させることで水のアルカリ度を高く保ち、特殊な元素を配合した専用のマッド(泥)で飼育すると水がクリスタルに輝き生体はいたって健康という一石二長の飼育スタイルでした。目に見えるか見えないかのような微生物も数多く発生することで安定した水を作り上げることができたのです。
 



基本的にはスキマーを使用しないのがこの飼育スタイルですが魚なども入れていますので小スキマーを使用しある程度の老廃物の除去を行っています。これは長期的には生体に大変良い結果をもたらしています。
 
ただしマッドは半年に1回程度半分の量を交換しなくてはならないしマッドそのものががやや高価なのでこれが不満な点でもあります。
 
 
 
人工海水はテトラ社のマリンプロが200リッターで2000円ほどのものが安価ですが、いったん空気中の水分を含むとなかなか溶けにくい性質であり、同じ価格帯のインスタントオーシャン200Lに来月から換えようかと思います。
 
 
 
現在は水換えの他には放置状態なのでハードコーラルはほとんど残っていません。しかしソフトコーラルは元気にしていますので引き続きうまく飼育できればと思います。


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