先日の記事の、モンタギューさんのメッセージの中で、宇宙の法と訳した、もとの英語の Universal Row という言葉ですが、辞書を見ても 宇宙の法 という意味は出て来ません。通常の意味は 普遍的な法則 ぐらいなんです。あるいは、ネットのスピリチュアル関連の情報には、ここで 宇宙の法則 としてご説明して来たものが、例として挙げられているようです。
モンタギューさんのメッセージには、
『あなた達の社会制度は、愚かしくも、人類の犠牲によって富と力を蓄えた者を崇めている。これは、宇宙の法(Universal Law)に違反している。』
とありましたが、この意味を考えて、宇宙の法という訳が 適切であろうと考えたわけです。
で、これの具体的な意味ですが、ある人々が戦争を意図的に引き起こし、その戦争にかかった費用を、戦争に巻き込まれた、云わば犠牲者である国民に負担させ、戦争を起こした連中は、逆に利益を得て、富と力を蓄えて社会的評価を高めている、ということになるでしょう。
この意味からすれば、Universal Law という言葉を 宇宙の法則という意味に捉えれば、宇宙の法則に反している、という意味に捉えられなくもありません。
ですが、法則というものは、あくまで法則なんですね。つまり、水が低いところに流れていくのと同じで、それに逆行することが起こる筈もない、それを法則というわけでしょう。
では、先程の例で、Universal Law を宇宙の法という意味だとすれば、何が Universal Law に違反しているのでしょうか。
宇宙の法 の意味ですが、ごく簡単に言うと、自由意志 ということでした。つまり私達はどんな事であろうと、自分のことは自由意志で行うことが出来る、という事なわけです。
けれども、その自由意志の決意の段階で、虚偽等による錯誤、誤認識、あるいは心理的な圧迫があった場合はどうでしょうか。つまり、騙されて意思決定をしたり 半ば強要されていたら、ということなんです。戦争が意図的に起こされているなどと、通常は思いませんからね。
その場合は、自由意志というより、ある方向に意志を誘導された、ということになるのではないでしょうか。つまり紐付きの自由意志決定だった、という事なんです。
もし誰かの自由意志に干渉した場合は、宇宙の法則が作用してくるということになります。
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