池袋暴走事故の公判が東京地方裁判所で結審しました。検察側は禁固7年を
求刑し、弁護側は被告に過失はないとし、無罪を訴えました。
被告人の経歴から上級国民が守られていると批判されている公判ですが、
運転していたプリウスの運転データの信憑性が量刑の判断材料になります。
残されたデータが正しければ求刑に近い判決が下されますし、全面的に信用
できるとは判断できないとすれば無罪もあります。
妻と娘の命を奪われた原告の心情を思えば法定上限の判決が下されても仕方
ありません。一方では被告人の主張が正しいかどうか裁判官が冷静に判断し
出された判決を受け入れるかどうか決めることも必要です。確定するまで
どれだけの年月がかかるか分かりませんが、技術や加齢が絡んでくるだけに
その時を待ちたいです。