東京オリンピックの明るい話題より暗い話題のほうが多いように見えるのは
気のせいでしょうか。文化プログラムへの出演が予定されていたのぶみさんが
教師に強迫的な行動をとったり、先天性疾患の子どもや親に対する不適切な
発言が原因で辞退しました。
また、経済3団体のトップもオリンピック開会式への出席を欠席することに
なりました。開会式への出席は名誉なことであるはずですが、無観客開催を
行う会場がほとんどとなり、国民に我慢を強いているのに自分たちだけが、
という判断に至ったのでしょう。表立ってオリンピックをお祝いできる空気
はなく、金メダルを獲得しても祝賀ムードにならず、悪夢や苦悩という言葉
しか出てこない大会になりかねません。
東京パラリンピックは観客を入れたい、という記事は見かけますが、東京都
の感染者が減らないから入れるな、という論調に押され、パラリンピックも
無観客開催になってしまうことも考えられます。もっと早くからできることを
していればまた違っていたでしょうが、政府への信頼が薄らいでいる状況では
前向きになるのは難しいです。