は、ご覧になりました?
ソフィア・コッポラという監督は
日本人の視点を「新しいもの」として
世界に紹介するのに実にたけていると思います
というより、ホントのこと言えば
日本人がやるべきところを、彼女にやられっぱなしなのです
1、何が世界にとって新しいのか
2、違いをどう説明したらいいのか
を、わかっていないとできることではありません
1番がわかっても2番に苦しむ人は英語を勉強することです
2番のためには日本と世界の両者のことをよく知らなければなりません
日本人にとって英語を勉強するということは
敵の考え方を知るということでもあります
女優としてはイマイチだったけれど
作り手として魅力的な表現方法を“発見”することに成功したソフィア
それは彼女が「異質な中の上質な美学を素直に認め、
尊敬する余裕があり、かつ日本オタクになりすぎない」
希有な西洋人だったからです
西洋の論理に日本の目配り気配りをプラスしたら最強でしょ?
同じ理由で別のジャンルで成功した人に
日本文学者のドナルド・キーンという方がいます
日本人のものの見方、考え方は世界では非常に独特です
「西洋と東洋」というより「世界と日本」といえるくらい
その違いは大きい
西洋人ならアメリカ人だろうと、フランス人だろうと
ブラジル人だろうと、みんな似ているのです
売るソフトは持ってるのに、売り方がわからない
それはもったいなさすぎる