弧野扶実子さんの本をやっと読む
同年代の女性で、独りながら果敢にも
外国人(多分男性ばっかり)に囲まれつつ
ひるむどころか、向こう側を自分の標準に
合わさせてしまった人として
ずっと気になってたのです
花と料理でジャンルは異なっても
日本人で、女性で、外国で男達を従わせるのが
かなり厳しいのは通じるところがあります
彼女がそんな環境で相手を納得させたのは
仕事に厳しいけど、自分にはもっと厳しくて
食材たちには優しい、というような姿勢でしょうか
彼女のプロ根性は、かつての日本人だったら
誰でも持ってたような基本への忠実さなのでは、と思う
細やかで鋭い目配り気配りで感知したことを
瞬時に美しく丁寧に具現化できる技術
まさに鷹の眼とビロードの手
日本人が普通にやるべきことをやると
世界ではトップになる、ハズ