タッチタイピング、ブラインドタッチとは、手元のキーボードは見ないで、ディスプレイ画面だけを見て文字入力することを言います。習得すると、すばやい文字入力ができます。
「ブラインド」は盲目という意味なので、その差別的言葉を避けるために、最近は、ブラインドタッチではなく、タッチタイピングが多く使われています。
タッチタイピングを習得するのに、ネックとなりやすいキーが、長音記号「ー」です。分かりやすく「伸ばし棒」という言い方もするキーです。数字キー「0」の右隣にある「ほ」と刻印されているキーが、長音記号です。
ホームポジションから遠く離れている上に、動きが不自由な小指で押すので、入力がちょっとやっかいなキーです。例えば、「コーヒーメーカー」などという単語では、「ー」が4つも出てきて、大変です。
今回、その長音記号(伸ばし棒)入力を集中的に練習できるサイトも見つかりました。
「ごんタイピング」という名前の、タイピング専門サイトです。長音記号を使った単語が次々に画面に出てくるのに合わせ、その単語を次々にタイピングしていきます。
そのサイトで繰り返し練習するうちに、長音記号の入力が上達しました(・・・・、のような気がします。)。
このようにキーボードの奥の方、ホームポジションから遠く離れたキーをタイピングするとき、重宝するのが、昨日の記事で紹介したリストレスト(パームレスト)です。リストレストを設置すると、手首の位置が高くなるので、遠くのキーにまで指が届くようになります(ノートPCでは使えませんが。)。
リストレスト(パームレスト)については、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/c5/67eeff7bb995a08812655ee8d5dd8bb2.jpg)
※ 写真の人物は、私goosyunではありません。
ところで、私はずっと昔、富士通の「Oasys(オアシス)」というワープロソフトを使用していました。Oasys(オアシス)に付属する日本語入力システムは、「OAK」っていうものでした。
そのOAKにおいては、長音記号入力に、「X」キーを使います(たぶん、Xだったと思います。)。
日本語の文章作成においては、「X」の文字は使うことはほぼありません。ですから、その「X」キーに長音記号の入力が割り当てられていました。ホームポジションからごく近い位置にあるので、打ちやすく、これが非常に便利でした。使わないキー「X」を、そんな便利な好位置に置いて厚遇するのはもったいないことです。富士通OAKのその着想は、合理的で、すばらしいと思います。
その後、ワープロソフトの「一太郎」への乗り換え後も、ATOKのキー設定で、「X」キーに長音記号入力を割り当てていました。
ところが、会社の方針転換で、ワープロソフトが「一太郎」から「Word」に切り替わりました。それに伴い、ATOKが会社PCからなくなり、MS-IMEのみとなりました。MS-IMEにおいては、キーの機能割り当て変更が、基本的にできません。
ですから、「X」に長音記号を割り当てることができなくなりました。やむなく、「ほ」のキーまで小指を伸ばして入力をせざるを得なくなっています。
Google社が無料で提供している日本語入力システム「Google日本語入力」には、キー割り当て機能があるみたいです。つまり、キーのカスタマイズができるようで、魅力的です。
けれども、勝手に会社PCにGoogle日本語入力を入れることは禁止されています。
PCのキー配列を自由に変更できるフリーソフトもあります。こういうのを使うと、「X」キーに長音記号を割り当てることができます。
⇒ こちらの記事をご覧ください。
このようなフリーソフトの導入も、もちろん私の会社ではできません。
仕方ありません。今の会社を辞めるまでの間は、自由の利かないMS-IMEと付き合っていくことにします。
◆ 使いやすいK295キーボード
それでは、また次の記事で
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