空っぽの部屋(虚静恬淡に生きる)

荘周菩薩品(抄)、老子、中庸、大学の仏教的解釈を掲載しています。荘周菩薩品、続、補は電子書籍(シナノブック)に。

空甫氏は、ベジタリアン。

2017年10月29日 | 来世に向けて
 空甫氏が亡くなり、8ヵ月を迎えようとしています。 

空甫氏は、ベジタリアンとして今生を全うしました。 
 
直接の死因は、肺炎です。
救急車に乗り込む時は、会話もでき、付き添いはいらないと言われたほどでした。搬送先の病院のレントゲン写真では、肺が片方しか機能していなくて、その片方も真っ白だったそうです。
麻酔の処置後、心肺停止になったと言われました。

しかし、別の専門に移されること、そして3割助かる見込みがあると言われました。  
そこでは、心筋梗塞の手術が施されました。 

主治医の先生が、PCの画像を見せ、さらに心臓の血管の1本の流れは良くなりましたが、肺に水がたまってしまったので、難しいと言われました。その間、2度心肺停止状態が、言われました。最後は心臓マッサージするスタッフも大変なのでそろそろという話でした。 
 
 一本の血管が、でも肺が・・・。何のために手術が行われたのか、訳がわかりませんでした。亡き後、空甫氏が夢枕で自分の死にはふしんかんがあると言いました。

 亡くなることが、わかっていたのなら、もっと大切に身体を扱ってほしかったです。

 空甫氏がベジタリアンになったのは、霊性を高める為に魂を浄化する為でした。
若い頃は、肉食でしたが、ベジタリアンになり、気がつけば、肉売場を通ると臭いが鼻につくようになりました。不思議な事に、ベジタリアンになり、何処何処にお参りに来なさいとお知らせの夢に見るようになっていました。地名の名前を夢の登場人物の名前で知らせるのです。
 夢を見ては地名から神社を探し、参拝する日々でした。
カラスがたくさん待っていることもありました。

 残念なことは、一番厳しい修行の頃は、油断ちしていたのですが、ベジタリアンの生活がながくなる中で、あまり身体によくないものを嗜好するようになっていったことです。 

あぁ、揚せんべい止めておけばよかったと悔やまれます。残りの人生は、ベジタリアンの中で好きな物を食べたいと言われ、知らない内に、油ものが増えていました。

 滋賀にきてから、漬物も好むようになりました。 
 玄米菜食の方も、やはり味が濃い悩みを言われていましたが、少しづつ油ものや塩分が増えていました。

 主治医の先生からは、前日から歩けるような状態ではないのでと言われましたが、確かに
空甫氏は、岩船寺周辺の不動明王、森八幡宮を、そして浄瑠璃寺の奥の院の不動明王を参拝して、京都から滋賀まで運転していたのです。
 不思議な力に動かされていたのかもしれません。 

 あの時こうしていたら、後悔ばかりの日々ですが、空甫氏は前向きな明るさで家族を引っ張っていく、強い方でした。ありがとうございました、もっと感謝の気持ちを伝えたかったです。


 ノウマク サマンダ バザラ ダン カン 不動明王様。
 オン センダラ ハラバヤ ソワカ 月光菩薩様。   合掌
コメント
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